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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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未亡人との歪な関係C-3




あれから祥太は、挨拶するだけではなく、佳織に何となく話しかけるようになった。
物静かで、色白で「王子」と呼ばれる祥太が微笑むと、綺麗な顔立ちがより際立つ。
話しかけると言っても、佳織の邪魔をしないように一言二言なのだが、隼人はそれを面白がっていた。

「本間さん、本当年下キラーですよね」

「はあ?」

部屋の一角に、小さな給湯室があり、そこで隼人と佳織が一緒になるタイミングがあった。
粉末のコーヒーを入れたマグカップをセットし、お湯が出るサーバーのボタンを押しながら隼人がニヤニヤ笑っている。

佳織は隼人が使っているサーバーに備え付けの煎茶を飲みながら怪訝そうな顔をした。

「豊田祥太。食べちゃいました?」

ボソッと小さな声で隼人が言う。

「そ、そんなわけないでしょー?!武島くん、そんなことばっかり考えてるのね、仕事しなさい、仕事」

「だって、豊田ってイケメンだし、何もしなくても声かけられるだろうに。本間さんに、目つけるなんて見る目あるわ」

「それはどうも。って、別にたまたま帰りが一緒になった時があっただけだから」

隼人に、祥太と飲みに行った話をしたら余計にからかわれるだろう。
そう思って「たまたま帰りが一緒になった」とだけ言った。

「見る目……ありますよ、少なくとも俺は、ずーーっとヤリたかった」

獲物を見るような、鋭い目付きで隼人に見つめられる。
隼人は近づいて、手を、濃い茶色のジャケットに包まれた腰の辺りに伸ばしてきた。

「ば、ばか。冗談にも程が…」

ドアすらない、給湯室で隼人が大胆な行動に出たことに驚く。
言い終わる前に、ぎゅ……と佳織は臀部を揉まれた。
そして、唇と唇がわずかに触れる。

「ちょっと、馬鹿!何するのっ……」

思わずマグカップを落とすのではないかと思ったそのとき。

密着した二人の姿を見てしまったものがいた。

そこに立っていたのはーー豊田祥太だった。
目を丸くして、立ちすくんでしまっていた。

「ん、もう……武島くん、からかわないで。セクハラされたって言うわよ」

「はーい、すみません」

隼人は手をひらひらとさせて、コーヒーの入ったマグカップを持って席へと戻って行った。

「ご、ごめんなさい、あの……」

もごもごと、祥太が下を向きながら小さな声で謝罪の言葉を呟く。

「いーえ、謝るのはこっち。親しき仲にも礼儀ありよね、全く。武島くんてば。あたしがおばさんだからってからかってるの」

佳織は、ふぅっとため息をついた。
祥太が佳織の体をじっとりと見つめていることなど、気づかずに……






(ーーあぁ、もう最悪)

クールだと思っていた隼人は、最近佳織に打ち解けてきたのか、よく笑顔を見せるようになった。
今日に至っては、白昼堂々、ドアのない給湯室でキスまでしてきた。
しかも、祥太に見られてしまったーー


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