レイ・ラブ-4
僕はベッドに座り込んだ。
≪僕は何してる≫ まかせてくれた上司の顔が浮かぶ。
≪僕達、恋人になりました。 とでも言うつもりか≫ もうやめなくてはいけない。
戻ってきたレイを横に座らせた。
レイは少し震えて、うつむいている。
僕と同じように、正気を取り戻しているようだ。≪どうすればいい≫
「どうしたんだい」表向きは平然と肩を抱いてやる。
「怖いの。こんなことをする私を、あなたがどう思うのか。お願いもっとラベンダーをちょうだい。私に勇気をちょうだい」
≪まずい≫ 「知っていたのか」
「失礼ね、私があなたの術にはまってこんな事をしてると思うなんて」
「全部わかっていたのか」
「一流の料理人の作る、料理は妙薬と同じぐらいに人を惹きつけ、魅了する。その香りが私を虜にする」力を抜いて腕の中にすべり込んでくる。
「惑わせたかったんじゃないんだ。信じてくれないかもしれないけど」肩をかじられて、味見をされた。
「好きでもない人に体を許すと思ってるの? ラベンダーがなくてもあなたはわたしをひきつけるのよ。そしてその香りが私の体をさらに前に押し出そうとする。おかげでちょっと過激だわ。でも嫌じゃないのよ」
僕も力を抜いて、レイの乳房に手をやった。≪それなら、なにをためらうことがある。この薬の効能を楽しめばいい。それが妙薬なのか毒なのか、味わってやればいい≫
レイは嬉しそうに震えてから、僕の上着から小瓶を出して振りまいている。
「ああ、いいわトミイ。来て。 私を見て、私を触って」
「もっと、したいのかい」
黙って飛びついてくると、腰を擦り付けた。
「本当に君と出会えてよかったよ」腰を抱き。キスをして、ショーツの中に手を入れて愛撫してやる。
少し縮れた薄い毛をなで、濡れた溝の中へ指を沈めていった。
レイは敏感なところをこすられ、つままれて震えている。
柔らかな奥に指を入れてやると、そのつど腰を揺らしながら、だんだん大きく喘ぎ声を出した。
「なんてかわいい声を出すんだ」立ち上がって、ベッドに寝かせるとショーツをぬがす。
濡れて広がるそこに、差し入れた。≪温かい≫
「あぁ、いい。兄さん、いい」レイが小さな悲鳴をあげ、やさしくしがみ付いてくる。
何度も、何度も突き上げるごとに小さな悲鳴が続いた。
≪いいぞ、いいぞ≫力いっぱいにいれてやる。
≪ほら、君も締め付けてみろ≫膣の中でゆすってやる。
レイの体はそれを優しく包み込んだ。
≪なんだ、ゆるい子だな≫ 少しがっかりした。≪ほら、いきめ、力を入れて締め付けろ≫
前を刺激してやった。声を高めただけだった。
やがて二人ともが絶頂を迎えると、レイの中に全てを注ぎ込んでやった。
「お願い、抜かないで、このままいさせて」
そうしてやった。
挿入したまま、すこし体を浮かせて、レイにキスをすると、「兄さんとは君の兄さんのことだね。どういうことなんだ」
「あなたが嫌なんじゃないの。これはわたしの呪いなんです。」僕の尻に手を回してもっと引っ付こうとしてくる。
そのまま横向きになって抱き合った。
レイが話し始めた。