未亡人との歪な関係B-4
「ぅ、んっ……口で……するから、今日はそれで許して、お願い」
「して……くれるんですか」
「だって、無理やりされるよりマシでしょ。
こんな無理やりなことしないで?武島くんのこと、嫌いになるの嫌よ」
隼人がぐっと唇を噛んだ。そして、小さな声で「すみません」と呟く。
「ふふ、イケメンが台無し。情けない格好してるわよ」
「だ、だって……」
佳織は、シーっのポーズのときのように人差し指を立てて、隼人の唇に押し当てる。
腰を落とし、蒸れたそれに手を触れると、鼻先を近づけた。
ツン、と雄のニオイが鼻をつく。
「他の女の子なら、トイレに誘われたって大歓迎でしょうに」
「俺にだって選ぶ権利あります……」
「じゃあ、あたしにも断る権利あるでしょ?」
「うっ……」
「あたしだって…して欲しいよ?だから、今日だけはしてあげる。会社ではひどいこと、しないで」
ちゅっ、と音を立てて、テラテラと光る亀頭に唇をつける。
「しょっぱい」
クスッと笑うと、佳織は口腔内にそれを引き込んだ。
舌先で、口の中で、隼人のそれを味わうようにしながら、じゅるっ、と唾液の音を立てて吸い込んで行く。
「んん、んっ……」
隼人が眉間にシワを寄せながら、声を抑えて快感に耐えている のを佳織は見上げる。
他の若い女性社員でなく、自分に対する欲求がそれ程までに強いのかと、優越感を抱かざるを得ない。
こんなひどく切ない顔をさせているのが佳織であることが、嬉しかった。
「本間さんが会社で、シてくれてるなんて……ヤバい」
「こんなおばさんにしてもらって嬉しいなんて、変な子」
佳織は一旦唇を離して、クスクスと笑った。
「いつも、言ってるじゃないですか……本間さんがいいんだって……」
佳織は肉棒の裏側から舌の腹を使って、ゆっくりと舐め上げていく。
何度も何度も舐めあげるから、隼人の太ももがぷるぷると震えている。
「気持ちいい……」
「……そう。嬉しい」
再び口腔内に逸物を引き込んで、袋の部分を手で優しく揉みながら、じゅるじゅると音を立てて頭を動かす。
上目遣いで隼人の顔を見やると、隼人はぎゅっと目を閉じて、はあはあと荒い息継ぎを繰り返していた。
「く、ぅ……ほん、まさんっ…」
「んん」
隼人が左手で佳織の頭を抱えるようにした。
がくがくと肩が揺れ、隼人は血液が股間に集中し、激しく脈動するのがわかった。
「は、ぁっ……い、くっ……」
「ん、く……む…っ」
佳織の喉の奥に熱い体液が放たれ、佳織の口腔内を汚していく。
苦味のある体液に、苦しさを覚えながらも佳織はゆっくりとそれを飲み干していった。
だが一方で、子宮がぎゅううっと収縮するのがわかった。
体液が口腔内に放たれたことで、興奮したらしい。
「ふっ……ん、に、がい…ね」
佳織は唇を離すと、眉間にシワをよせ、辛そうな顔をしてそう言った。
「すみ、ません……」
「ふふ、またゆっくりしようね」
ちゅ……と半ば固さを失ったそれにキスをして、佳織は笑った。