俺のM女調教日記(34)-3
あの時、女優の多栄はすでに自分から仮面を外していた。
興奮した多栄にはもう仮面は要らなかった。
脇役など、人気が落ちたとは言え、長い間女優として生きてきたからだ。
この場がとてつもなく破廉恥となれば、誰でも自然と己の本性が出てくるものである。
多栄は、撮影では監督の指示で、言われるままに演じていた。
今までは演技派女優として生きてきたが、今はそんな仕事もない。
あまり知られていないが、多栄は女優として知られる前は、
名もない事務所に専属していて、木村多惠子という芸名だった。
その頃はいまよりもぽっちゃりとした身体をしていた。
とりわけて美人でないその頃の多惠子に仕事は回ってこない。
そんな時に、或る映画に出てみないかと言う話があった。
社長の申し出を断れずに、撮影をすることになった。
「多恵子ちゃん、こんな映画があるんだけれど出てみないか?」
「はい、どんなお仕事ですか?」
「あまり名前が知られていない会社だけれど、少しは名前が売れるかもな……」
「そうですか」
「でも、役柄で少し縛られるらしい」
「それが必然ならかまわないです、お願いいたします!」
その頃の多恵子は映画に出られると言うだけで必死だった。
しかし、その撮影では少しだけ縛られるとは知らされていたが、
裸にされ、本番があるとは聞いていなかった。
撮影が進む中で、多惠子は裸にされ縛られてしまった。
それは撮影という名の強姦だった。
「こ、これは違うじゃないですか、酷い……縄を外して!」
「社長にはそう言っていますがね、本番ありだって、その金は払ってあるんだ)
「うそ、いや! 止めてください!」
多惠子は知らなかったが、それはAV映画が専門の会社だった。
多惠子以外にも、そういう経験をした女は少なくない。
部屋のマットの上に寝かされた多惠子は、縛られたまま数人の男優に犯された。
マットの上で、多惠子は手を縛られ、股を広げられ
そのシーンをカメラは舐めるように映していた。
多惠子は知らなかったが、そのビデオは裏ビデオとして密かに売られていた。
多惠子を鞭で叩いていた加川という男は、そのビデオを持っていて
その熱い思いを鞭に託していたが、叩きながら興奮して
パンツの中で、無意識に射精をしていた。
バイブが多惠子の膣に入ってくると、あまりの気持ちよさに多惠子は何度も逝かされた。
その時、男優に混じって、参加していた社長のペニスが多惠子の口を犯していた。
「し、社長、どうして!」
「これが、会社の仕事なんだよ、多惠子ちゃん」
「あぁ、止めてください……」
マットの上で多恵子は縛られ、全裸で身体を大の字にされていた。
バイブレーターが多恵子の膣に挿入され、二人の男優に犯されていた。
最後には、社長の虻川眞斗にクリトリスを舐められ、多恵子は逝った。
その後、彼の太いペニスを何度も挿入されて、犯されていた。
多恵子は泣いていた。
「酷いです、社長さん、こんなことをされるなんて……」
「多恵子ちゃん、女優はみんなこういうことをされて、名前が売れてくるんだよ」
「でもこんなこと、私……」
多恵子は彼に抱かれながらいつまでも泣いていた。
眞斗は今度は多恵子をなだめるように優しくしてくれたのだ。
そのとき、多恵子は彼を頼るしか生きる道はなかった。
それから多恵子は、人知れずに彼の愛人になっていく。
その後も多惠子はその事務所を辞めることが出来なかった。
頼るところのない多惠子は、社長に犯されながら、いつしか彼の愛人になった。
それから、眞斗の計らいで、女優としてチャンスを掴んでいった。
そして芸名を「木村多栄」に変えた。
その木村多栄は今回の俺の企画した催しに、社長に連れられていたのだ。
しかし、今、演技ではない本番でセックスをしている多栄だった。
カメラを意識しない濡れ場に興奮し、
男の太いペニスに下から突き上げられ、幾度となく多栄は逝かされていた。
多栄の欲情に流されている顔を見た男達は皆、興奮して二人を食い入るように見つめていた。
ドラマで見るような雰囲気の木村多栄はそこにはいなかった。
床の上に仰向けに寝ている男と結合し、騎乗位で自分から腰を動かしていた。
ついに、多栄は大きな乳房を揺らしながら結合し果てた。
男はそんな多栄の腰を抱きかかえ、下から突き上げて同時に果てていた。
ドクドクと精液は多栄の子宮の奥に注がれていった。