奴隷教師-11
修は周りの客に聞こえよがしに言っているようだ。
「あとは?これなんかいいんじゃない?オナニー狂の美人OL。オマエ、オナニー大好きだもんな!」
「!?う、うん…」
もはや周りをキョロキョロする度胸はなかった。
「あとは?四六時中尺八大好き女子大生は?フェラ好きだよな?」
「う、うん…」
「じゃあ3本借りようかな。」
そう言った瞬間、ローターレベルがマックスにされた。
「あっう…!」
思わず腰が折れ動きが止まる穂花。さすがにヤバいと思い周りを確認すると、客2人が驚いたような顔をしてこっちを見ていた。
(!?完全にバレてる…)
穂花は修の腕に強く抱きつく。
「へへへ、じゃあお楽しみのグッズを選ぼうか。」
そう言って歩き出す修に何とかついていく穂花。だが微妙に腰が引け、内股になってしまう。
(でも歩けるんだな。さすが!)
ローター慣れしている穂花が嬉しくなる。そして2人はアダルトグッズコーナーの前に立つ。
「せっかくSMのビデオ借りるんだから、今夜ちょっとやってみようか。」
「えっ…?(ち、ちょっと…、あの人見てる…)」
2人の様子を覗き見している客がいた。しかし修はお構いなしに、恥ずかしいSMグッズを次々と手にする。
「まず縛る縄だよな。あとは手錠、あと猿轡…、鞭もだな。蝋燭はどうする?」
恥ずかしさとローターの快感でそれどころではない穂花。しかし
「熱いのはちょっと…」
と答えた。
「まぁ、初めてだからな。SMグッズはこれでいいとして、後はローションとか使い勝手いいからな。他に欲しいのある?」
(それどこじゃないし…。あっ…)
穂花の目に、さっき自分を快楽の渦に巻きこんだのと同じバイブが飛び込んで来た。穂花は思わず言ってしまう。
「あのバイブが欲しい…」
と。修はニヤッと笑う。
「こんな卑猥なバイブが欲しいのか!しょうがないなぁ。分かったよ。しかし凄げぇイボイボだな。へへへ」
「…」
穂花は俯くしかなかった。俺は大量のグッズとビデオを持ちレジへ行く。
店員がチラチラ穂花の顔を見る。
(ヤダ、今からコレを使うのかみたいな顔してる。よっぽどの変態に思われてる、絶対…)
穂花は顔を上げられなかった。
「お会計は4万5000円になります。」
穂花はその額に驚いた。
(や、やだ!そんなにするの…!?)
だが修は平然と支払いを済ませた。
「じゃ、行こうか。」
「…」
穂花は頷き修に連れられるように店を後にして車に乗り込んだ。