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母体の神秘
【熟女/人妻 官能小説】

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母体の神秘8-6

夜になって、またリビングでママと鉢合わせになった。

どうやらパパと一戦交えた後らしかったが

汗でピッタリと肌に貼り付いたインナーを気にする事も無く

少し不満足そうに、冷蔵庫から取り出した水を飲んでいた。

竹太郎さんの指示で夫婦の営みは定期的におこなっているみたいだが

恐らく竹太郎さんが、パパと自分の実力の差をママに比較させる目的と

「万が一の事態」になっても言い訳が出来るようにする目的があっての事だろう。


俺は今度も、何気なく聞くような体でママに話しかけた。

「松夫の親父とは最近どう?」

「どうって・・、普通に指導して貰ってるわよ・・?

・・・教育の動画は、やっぱり観てるの?」

「うん、松夫と一緒にね」

俺のその言葉を聞いたママは、少し照れ臭そうな表情で

「そう・・・」

と小さく答えた。

(・・・・)

多分ママは、俺が松夫のタブレットでディープな内容まで観たことは知らない。

ママと竹太郎さんが内緒で付き合ってる事も、俺が知らないと思っている筈だ。

だからか本心を隠すような、曖昧で無難な反応を見せたのだろう。

俺は不意に、カマをかけてみたくなった。

「松夫の親父ってさー、結構イケメンだよね。

大人の男性として魅力があるんじゃない? ママの好みではないんだろうけど・・・」

そうポロッと話してみたのだが

俺の予想を遥かに上回る反応をママが示した。

「あ!やっぱり成一にも分かるー?

彼、すごくハンサムよね? 頼もしくてグイグイ引っ張ってくれるし、

物知りで話していると楽しいし、この前遊びに行った時なんかねー

面白過ぎて、ママずっと笑って過ごしちゃった!

あんないい男だから、きっとモテモテだよね・・・?

なんでまだシングルなんだろう、すごく不思議よねー」

(・・・・!?)

まるで推しの芸能人の話題を、友達と話す時の中学生の女の子のように

さっきまで本心を隠していたママが、怒涛の勢いで竹太郎さんを絶賛し始めた。

その様子がまた恋する乙女みたいで可愛らしいのだ!

実年齢より4〜5歳は若く見える活き活きした表情で、竹太郎さんを褒め続けるママは


「誰も彼のパートナーにならないのなら、今のうちに私が立候補しちゃおうかなぁ・・」

などと、つい本音が漏れたのであろう問題発言まで言い放つのだった。


だが、これもやはり不思議と嫌悪感を感じなかった。

それどころか、好きな人を褒められて浮かれているママの反応が初々しくて

俺の方がこそばゆい気持ちになってしまった。

竹太郎さんの容姿や性格を讃え続けている下着姿のママを見て

今はまだぺったんこのママのお腹の臍の下辺りでは

昨日一昨日と撒き散らされたであろう、竹太郎さんの分身たちがまだ泳ぎ続けていて

ママが月に一度造り出す卵子の放出を、

今か今かと競争しながら待ち続けているのかと思うと

他人の奥さんをこれだけ自分に惚れさせ、挙句に妊娠の危機にまで陥れているのだから

竹太郎さんも本当に大したものだなと、お世辞抜きに感心してしまうのだった。

目をハートにしながら竹太郎さんについて話し続けるママの左手には

パパとの結婚指輪ではなくて、竹太郎さんに付けて貰った青いサファイアの指輪が光っていた。

最近いつも身に付けている、その契りの宝石イミテーションは

ママが竹太郎さんを、身体だけではなくて心でも受け入れてる事を物語っていたのだ。




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