Lesson-7
何度かその体制で交わり続けると、智樹君の息が上がってきて、腰の動きも更に早くなった。射精が近いのだろう。
「もう少し我慢できる?」
「…………はい」
私はゆっくりと彼の身体から離れると、今度は彼を下に寝かせて、私はその上に跨った。恥ずかしそうにしている彼の顔を見下ろして、私の中の欲は更に深く、彼を欲するようになっていた。
「また、入れるね?」
一言話すと、私は彼の顔を見ながら、自分の腰と手を動かし、彼の肉棒を再び自分の中に収める。今度は下から突き上げるような快感に、すぐにそのまま倒れ込みそうになるが、なんとか踏ん張り、その場で身体を前後に動かす。
「う……わぁぁ……ぁ……」
私が身体を動かすと、彼の顔がまた間抜けにとろんと溶けていく。顔を歪ませて快楽に溺れている顔。その顔を上から眺めると私はたまらない優越感に浸れる。
知らなかった、新しい自分の一面。こんなに人を性に溺れさせる事が、興奮するなんて思っていなかった。普通に過ごしていたら知らなかった新しい快楽。それを教えてくれた智樹君にお礼をするように、何度も腰を、身体を動かす。
「先生っ!イク……イク!!!」
彼の顔がどんどん崩れていく。もう、止まらない。何度も腰を動かし、身体の中で彼の体温を感じる。硬い肉棒が私の中に入り込む感覚を、楽しむ。
「で、で、でる……」
一度、大きく彼が震えたかと思うと、肉棒が強く脈を打つ感覚が伝わる。射精の感覚。彼がはじめて、女性の膣の中で絶頂した証拠。
全身がゾクゾクする。私が、彼を射精させた。その事実を感じて身体の熱が収まらない。
「抜くね……」
身体を離して引き抜き、コンドームを外してあげると、たっぷりと出た精液が溜まっていた。私はついそれをまじまじと見続けてしまって。
「先生……すごく、気持ちよかったです…」
完全に満たされた顔をしている彼に嬉しくなって、私はそのコンドーム越しに精液の匂いを何度も嗅ぐ。真面目な彼からは考えられないほどのいやらしい匂い、男の匂いだった。