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扉の先に。
【教師 官能小説】

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その後。-1


 あの日から、私と彼は授業の度に何度も交わり続けた。

 それほど時間がない時はお互いの体を触って気持ちよくなったり、手や口で私が奉仕してあげた。
 時間がたっぷりとある時は性交を楽しんだ。
 彼の母親が家にいる時もあったが、それがスリルとなって余計に興奮してしまうこともあった。

 肝心の勉強の方は、成績がガタ落ち……なんていうこともなく、元々優秀な彼の成績は私と少し性に溺れたくらいでは変わらなかった。
 それどころか、私との行為の時間を増やしたいがために普段の勉強を熱心にするようになり、成績がどんどん良くなると彼の母親に褒められたくらいだった。

 彼の性に関する技術も日を増すごとにどんどん上手くなり、どこで覚えてきたのかわからない知識を毎度私に求めてきた。求めてくる時の恥じらいと欲望にまみれた間抜けな顔を見る度に私はまたたまらなくなり、受け入れてしまうのだった。

「先生。今日の部分の範囲、全部終わりました」

「お疲れ様。じゃあ確認するね。えーっと…………うん。全問正解。相変わらずすごいねぇ。これじゃあ私が教えることなんてないよー」

「いや……そんなことないです。……もっと、教えて欲しいです……」

 慌てて言う彼が面白くて、つい少しからかってしまう。

「じゃあ、今日もはじめようか……」

 期待して膨らんでる彼の股間を優しく撫でながら、私達はまた淫らな行為に及ぶ。
 この関係がいつまで続くかはわからないけれど、今は若い彼の飢えた性欲を満たせていることに満足している。

 あの時、扉を開けていなければこの関係にはなれなかった。この快楽は得られなかった。自分の本性を隠したままだった。だから、私は後悔していない。これからしばらくの間は、彼との関係をただ楽しんでいたいと思う。


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