お持ち帰り-4
「お店に入って待ってる時、みんなはワイワイ騒いでましたけど、私、帰りたいってずっと思ってました。合コンとか良く分からないし、お酒も飲めるかどうか分からないし。変なプライド持たずに来なければ良かったって後悔してました。それで高梨さん達が来て、私何か怖くなっちゃって…。気分悪くなったからって帰ろかなって思ってたんです。恥ずかしくてみなさんの顔とか見れなくて。でも乾杯してビールを一口飲んだ時に、たまたま正面の高梨さんの顔が見えて、ドキッとしちゃって。あの…、タイプだったから…。そしたら胸がドキドキして来ちゃって、ドキドキした上に慣れないビールを飲んだせいか、あの人とお付き合い出来たらいいなぁ、なんて思えて来て。この合コンは皆に追いつく為のチャンスなんじゃないかなって。それからチラチラ高梨さんの事見てるうちに、高梨さんと仲良くなりたいって思って、思い切って隣に移動したんです。話してるうちにどんどん好きになっちゃって、今日、高梨さんの部屋に行きたいって…、高梨さんに私を皆と同じレベルのトコまで連れてって欲しいって思って、泊まりに行ってもいいか聞こう、聞こうって思ってたんですが、勇気がなくて聞けなくて。そうしたら高梨さんの方から誘ってもらえたから嬉しくて。私、規則破ったりするような性格じゃないんです、本当に。だから意外と遊び人かもって期待してたらゴメンなさい。本当は恋愛経験ゼロの真面目なつまらない性格なんです。」
肩を窄めてそう言った沙織の隣に座り、頭を撫でながら言った。
「つまらなくないよ、沙織ちゃんは。俺、つまらなそうに見えないでしょ?」
「ホントですか?」
「うん。だって、合コンしてる時から今まで、つまらない瞬間、全然なかったじゃん。真面目なの、悪くないし。真面目=つまらない、そうはならないよ。それに沙織ちゃん、かぁわいいしねー♪」
「…」
頭を撫でられて幸せな気分になった上に可愛いと言われ嬉しい以上の恥ずかしさに顔を真っ赤にした。
「だって今、俺達、いい雰囲気じゃん??」
「え…、あ、はい♪ンフッ」
確かにいい雰囲気だった。修には全てを包み込んでくれるようなものを感じた。修に処女を捧げる事への障害は全く思い浮かばなかった。
「高梨さん…」
顔を赤くしながら潤んだ瞳で見つめる沙織に修は思った。
(よし、食べ時だ♪)
堕ちたとふんだ瞬間、とうとう美少女処女女子高生喰いが始まる。