夏休み、ユキとヒロの距離感-1
【ユキの部屋で夏休みの宿題中の二人】
「ユキちゃんの部屋、涼しくていいね。ボクの部屋にもクーラーほしいなぁ・・・」
「あたしはヒロ君のお部屋好きだよ。暑いけどぉ…」
「マジ暑いよねー。ユキちゃん、あと何問?」
「あたしはもう今日の分は終わったったよぉ」
余裕を見せるユキ。
「ねぇねぇ、知ってる? 3組の中野さん、中学生の男子と付き合ってるんだって」
「ふーん」
「もうエッチもしたんだって!」
「へっ、へー」
「あたしさぁ、ヒロ君のカノジョになってあげようか?」
「彼女…って、ぼ、ボクたちまだ小学生だし・・・」
「えーっ、来年から中学生なんだよぉ。ヒロ君もカノジョくらいいた方がいいって、ねっ!」
「で、でもぉ・・・」
「あたしのことキライなの?」
「そ、そんなことはないけど・・・」
「だったら、好き??」
グイッと詰め寄るユキ。
「ぼ、ボクまだそういうのわからないから・・・」
勉強道具をそそくさとまとめると立ち上がり部屋を出ていくヒロ。
「えー、帰っちゃうの???」
去っていくヒロの背中を見送るユキ。
「もう、バカ!」
兄の部屋でいやらしいAVを見つけてから毎日のようにそれを見てしまうユキ。
(あんなにいっぱいHなことしてる!)
リビングのソファで動画を見る。
『あん♡』
画面の中で裸になった女優が大きな胸を揺らしながら喘いでいる。
(あたしもいつかこんなふうになるのかな?)
自分のまだ膨らみはじめの胸に手をやるユキ。
「ん〜、なんか違う気がするぅ」
そしてまた動画を見てみる。
(わあ、すごい声だしてる!)
そのたびにドキドキしてしまう。
(ヒロ君はどんな風に触ってくれるんだろう??)
想像すると身体が熱くなってきちゃう。
スカートの中へと手を伸ばしていく。パンツの上からはぁはぁ息をしながら指を動かす。
「んんっ……はぁはぁ……」
少しずつ強く動かしていく。
(キモチい…)
画面の中では女優が野太いおチンポをオマンコ穴に突き立てられ、『イク、いくぅ!』と大きな声を上げ仰け反っている。
(イクってどんな感じなのかなぁ?)
まだイッタことのないユキは、いつももどかしく感じています。
「んっ……んっ……」
だんだんと動きが激しくなっていく。クリトリスに触れるたび、ビクンッと腰が跳ねてしまいます。
「はぁはぁ……んっ」
それでもまだイケないユキです。
(やっぱ、オマンコの中に入れないとイケないのかなぁ?)
やはり怖くて、入り口だけした指入れができていません。
(ヒロ君にしてほしいなぁ・・・)
悶々としている毎日です。