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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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キミにいいもの見せてあげる アナザー-1

「そのまま、ここで待ってなね」
「今日は顧問が出張で練習は無いから、誰も来ないと思うけど」
 こう言い残すと、連中は揃って部屋を後にした。

 みさきは下着姿にされたまま、部室にひとり残された。逃げようと思えば逃げ出せるが、女の子がこんな恰好のまま外に飛び出すことなんて出来るわけがない。制服は瑞華たちに持ち去られてしまったのだ。
 どうすることもできないまま、今度は何をされるのだろうと、彼女は待つしかなかった。

 しぱらくして、部室に入ってきたのは瑞華ら3人だけではなかった。その後ろに、もうひとり続いている。それが男子であるのを見てみさきは慄然となった。
 彼女や朝菜と同じA組の、川北亮樹だった。明るくノリのよい、クラスのムードメーカー的な存在。その一方で下ネタを相手が男女かも問わず公然と語るオープンスケベの男としても(悪)名高く、特に男子たちの間ではその種のネタの情報源ともなっている。面白がって乗ってくる女子も結構いるし、同じクラスの朝菜もその一人だが、一方で真面目系の女子からはセクハラとしてドン引きされることも多々だった。

 みさきも席が近かった時に勉強の質問をされたついでにセクハラそのものの下品なネタを振られ、不愉快な思いをしたことがある。もともと異性との交流はきわめて乏しい彼女にとっても印象は良くなく、特に関わりたくない男子生徒だった。

「相生じゃんか。いいものって、これのことか?」
 亮樹は下着姿のみさきを目の当たりにし、さすがにびっくりする。
「何やってんだ。お前ら」
 これがいじめの光景であることぐらい、亮樹にもすぐにわかる。だが詰る素振りを見せつつも、彼の目はすでにみさきの肢体に行っていた。

「いや、見ないで!」
 視線を感じたみさきは、恥ずかしさに背を向けてうずくまろうとした。だが公江が無理やり彼女を立ち上がらせ、亮樹の方に向き直らせる。

 瑞華は恥じらうみさきを見ながら、亮樹にささやきかけた。
「せっかくならゆっくり見てかない? 誰にも言わないからさ」
 亮樹の思惑を、瑞華もすっかり見越しているようだ。

「ふっ」
 亮樹は鼻で笑うように応じる。目からしてその気は満々だ。
「じゃあ、ありがたく見させてもらおっか」
 いともあっさりと誘いに乗り、みさきの下着姿に目を注ぐ亮樹だった。

 みさきは恥じらいにか細いからだを震わせた。今まで瑞華たちの前では下着姿どころか全裸にまでさせられ、さんざん恥ずかしい目に遭わされてきた。だが、男子にまで見られるとなると別の恥ずかしさに襲われた。公江に後ろから取り押さえられ、大事なところを手で隠すことさえできない。

 瑞華の目的はみさきに男子の前で恥ずかしい姿を晒させ、さらなる辱めを与えることに尽きる。男なら別に誰でも良かったようなものだ。
 それで最初に声をかけたのが同じA組の田野茂正。勉強ができることだけが取り柄のような陰キャ系の真面目クンだが、そんな男の子だったらこの状況にどう反応しただろうか。その方が面白いことになっていたような気もするが、ノリの悪い彼はそっけなく断ってしまった。塾があるのか何か知らないけど、せっかくいいものが見られたかもしれないのに、もったいない。

 それで次に誘ったのが亮樹だったというまでだ。みさきと同じクラスで、彼女を普段から知っている男子の方が良かったし、公江と同じく水泳部員のため顧問が休みでこの日は練習が無く、放課後が空いているのも都合が良かった。
 瑞華からすれば、亮樹がこんなにも簡単に誘いに応じたのは拍子抜けするほどだった。いじめに便乗しても、女の子のこんな恰好が見られるならそれでいいというのか、罪悪感や緊張の素振りすら見せていない。

「ほぉーっ」
 普段から誰々がパンチラしただの、ブラの紐が覗いただの、そうした機会は見逃さずにネタにしてばかりいる亮樹だが、覗きとか盗撮のようなあからさまな行為をしたことはない。女子の下着姿をまともに生で目にするのは実は初めての機会だ。
 親がかなりの放任主義のため彼のPCもスマホもほとんど規制をかけられておらず、いろんなエロ画像や動画もすでに見慣れている。エッチな話題にかけては同級生たちの情報源となっている感もある彼だけに、このくらいではどぎまぎしたり、激しく興奮したりする様子でもなかった。
 これが今日誘い損ねた田野茂正のように、性的刺激に全く耐性の無さそうな男の子だったらまた違っていたかもしれない。

 とはいえ、こんな風に転がり込んできたチャンス。興味津々なのは間違いなく、亮樹はみさきのからだにすっかり見入っていた。日頃からそういう男として通っているためか、スケベ心を隠そうともしていないのはその目からして歴然だった。

 男子に下着姿を見られるなんて、みさきにとってはそれだけでも死ぬほど恥ずかしい。加えて亮樹の露骨にいやらしげな目が、いよいよ乙女の羞恥を煽り立てる。


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