K二度目の童貞詐欺-2
シャンプーの後乾かしただけのロングヘア―。アルコールと興奮で上気した色っぽい顔。
潤んだ目、半開きの唇から洩れる呼吸音。細いうなじ、鎖骨から徐々に隆起する大きな乳房。
これでもかというほど尖った乳首。
和樹はそれが完全に発情した女の状態だと見抜いていた。
フリーハンドでペニスを上下させる。
それは自分の腹をも叩きそうな勢いだ。
誘われるように麻子はそれを握った。
無意識なのはわかっていた。
が、即座に手を引っ込めた。
その握った感触が見た目よりさらに巨大に感じたからだ。
それに想像を超えたその硬さも神木のそれとは異質のものだったし麻子の掌で脈動が熱く感じられたのだ。
しかしまた思い出したように麻子の手が戻ってくる。
それは先程の無意識と違い麻子の意志によるものだ。
「駄目ですよ。僕だけ触られるのは恥ずかしいですよ。僕も触っていいですか?」
「それは駄目よ。それじゃ二人ともセックスしたくなっちゃうわよ。」
「僕だって触られたらその気になっちゃうよ。」腰を引く。
麻子はもう一度あの熱くて岩のように固い巨根の感触が味わいたくて仕方なかった。
しかし麻子の局部は未経験の男の子には絶対に知られたくないほどひどい状態なのだ。
「絶対にダメよ。仕方ないわね。」諦めてバスローブを拾う。
ここが勝負どころだ。
「じゃ僕は麻子さんの上半身へのタッチを許して下さい。僕女性の胸に触れた事も無いんです。」
「誰にも言っちゃ駄目よ。」感触を楽しむように握った手を前後させ始める。
「痛っ。そんなにきつく握らないで。女性の胸って君が思っている以上に敏感なのよ。」
そこまで言わせてから和樹の究極の愛撫が始まる。
経験豊かな熟女たちを相手に研鑽し習得したものを麻子の乳首に施す。
麻子は乳首に送り込まれる快感は自分の発情が原因だと思っている。
半月ぶりの神木とのセックスは期待させられた上反故にされたのだ。
乳首がいじられて気持ちよくなるのは健康な女子の正常な感覚だと思い込んでいる。
「麻子さんちょっと舐めてみたいんですけどいいですか?」
「いいわよ。優しくね。」言うと同時に亀頭に舌をはわせる。
麻子の方もそうしたくてたまらなかったのだ。
女が男の下半身に顔を埋めている間は男が舌で女の乳首を攻めることは出来ない。
しかしそれを不満に思う前に下半身から湧き上がる気持ち良さがそれをなだめる。
亀頭をくわえ舌を使いながらジュボジュボと音をたてて首をふる。
完全なフェラチオだが好きにさせて手指による愛撫に集中する。
その時になってやっと気づく。これは健康な女子なら誰もが感じる感覚なんかじゃない。
乳首からの気持ち良さが全身に回り身体の踏ん張りがきかなくなるほど気持ちいいのだ。
それでも眼の前にいる中卒の華奢な童貞少年のテクによるものだとは思えず混乱していた。
麻子の肉体が快感のるつぼにハマるのは当然だ。
和樹は麻子のオナニーシーンを何十回と再生させ彼女の弱点を知り尽くしているのだ。
その視点はガラスディルドの動きだけでなくその時の乳首を愛撫する左手の動きも見落とさない。
前にも言ったがオナニーは自分自身が最も気持ちよくなる手段だ。
自分が心地よく感じる術は自分自身が最も知っているのだから。
その左手の動きをアップにしてスロー再生を繰り返し麻子の指と同じ動きを習得しているのだ。
それだけじゃない。セックス経験豊かなセフレたちに歓喜の涙を流させるまでに磨き上げたテクなのだ。
あまりの気持ち良さに思考能力が削られ全身を朱に染め肩で激しく息をする。
堪らず怒張を吐き出し大きく深呼吸した瞬間和樹の唇は女の乳首へ飛ぶ。