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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み7 〜Summer Vacation〜-13

 にゅぷ……にぷぷぷぷっ
 
 蜜壺の中で、指の腹が子宮から出入口までを一気に撫で上げる。
「〜〜〜〜〜!!」
 美弥は堪らず膝から力が抜け、地面にくずおれそうになった。
「わっ」
 間一髪で龍之介は指を抜き、崩れた美弥を掬い上げる。
「あ……」
「やっぱり、外でっていうのは向かないよねぇ」
 ため息混じりに、龍之介は言った。
 屋外でイタすなんて獣のような行為に躊躇いを覚えていたのには、実はこんな理由も含まれていたりする。
 すぐに体から力が抜けてしまう美弥だから、気を抜くと地面に転がって泥まみれ、なんて事態になりかねないのだ。
「ごめ……んっ」
 謝る美弥の唇を龍之介は塞ぎ、ディープキスを始める。
 美弥は自主的に、さっきまで寄り掛かっていた立木へ手を伸ばした。
「じゃ、倒れないように蓋しようか」
 龍之介は、痛いくらいに張り詰めていたズボン前部を開放する。
「これでさ」
 龍之介は勃起の先端をお尻に擦り付け、美弥に期待をもたせた。
「きゃうっ!?」
 ようやく指先が、赤く腫れ上がった淫核に触れる。
「あ……!あ……!」
 身をよじり、鳴き声を溢れさせている様は、明らかに更なる快楽を求めていた。
 深く一つに繋がる事を望む美弥のそこへ、龍之介は準備を整えたそれを押し当てる。
「あ……っ!!」
 自分のそこにも負けない程に熱い楔が、一気に体を刺し貫いた。
「ひ……っ!!」
 息を飲んだ美弥の体から力が抜けるが、龍之介がしっかり腰を支えているので崩れずに済む。
「あ、あぁ……!」
 肉棒は多量の蜜を滲ませている花芯を押し開き、最深部まで到達した。
 上半身を立木に預け、下半身を恋人に任せ、美弥は荒く切羽詰まった息を吐いている。
「あ……!」
 
 ずりゅり……
 
 龍之介の腰が、密着している尻から離れた。
 美弥は思わずそれを追い、腰を動かす。
 龍之介は、引きかけた腰を突き出した。
「きゃううっ!?」
 深い結合に、美弥は悲鳴を上げる。
 望んだモノを恋人がじっくり味わえるよう、龍之介は殊更にゆっくりと腰を使い始めた。
「あ、はあぁ……!あぁ、あっ、あっ……!」
 美弥は切ない鳴き声を上げながら、ゆっくりした動きに合わせて腰をくねらせる。
 ずっぽり咥え込んだ肉棒を体全てで堪能しながら、美弥は満足げに喉を鳴らした。
「ん、ああぁ……!はぁ、あっ……!」
 腰を掴んでいた龍之介の手が這い上がり、シャツの中に潜り込む。
「あ……っ!」
 柔らかな膨らみを優しく掴まれ、美弥は龍之介を締め上げた。
「あぁ……!」
 強弱を付けて揉んだり撫でたりつまんだりしながら、龍之介は美弥を上向かせる。
 唇を貪りながら、龍之介は愛撫と抽送を繰り返した。
「ね、りゅう……!」
 美弥が、何かをねだり始める。
 何となくそれを察した龍之介は抽送を止め、美弥の体勢を入れ替えた。
 向き合うと美弥を抱き締め、息を整えさせる。
 美弥は龍之介の首に腕を回してしがみつき、胸板に頬を押し当ててじっとしていた。
 繋がったままの箇所がぴくぴく震えて締め上げてくるのが堪らないが、龍之介はしばらく抱き締め続ける。
 しばらくして呼吸が整うと、美弥は言った。
「いいよ……最後まで、しよ」
 木の幹に背を預けさせると、龍之介は蜜壺を撹拌し始める。
「っ……あ、はぁ……あ、あっ!」
 恋人の首にしがみつき、美弥は切なく鳴いた。


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