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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み7 〜Summer Vacation〜-12

 夜のこの時間をずっと待ち焦がれていたせいか、やはりそこは既に蜜で潤っているような感触があった。
「あぁ……」
 指先が愛蜜を求めて下衣の中に潜り込むのを、美弥はおとなしく受け入れる。
 ショーツの上から淫部を撫で回した龍之介は、愛液が滲み出てくるのを感じた。
「!」
 ぐい、とショーツごと下衣が膝まで引き下ろされる。
 重なり合った葉の隙間から漏れ出る月光に、潤んで自然と開いた秘裂が曝け出された。
「ん……」
 
 ぐちゅり……
 
 愛液をまぶした指が、花弁の奥に隠れた襞を探り始める。
 龍之介は慎重に、指二本を美弥の中へ埋め込んだ。
 ぐいっと、指関節を折り曲げる。
「っあ……!」
 指はゆっくりと、前後運動を始めた。
「っ……!」
 美弥は目を閉じ、龍之介に改めてしがみつく。
「んぁ……!あ……!」
 内壁が指へ絡み付くのが分かり、美弥はぶんぶん首を振った。
 
 ずりゅりっ……
 
「あっ……?」
 龍之介が急に指を引き抜いたため、美弥は物足りなさそうな声を上げてしまう。
「キモチイイ事たくさんしようって、言ったじゃない」
 龍之介は美弥を立たせると、適当な立木に手をやって体を支えさせた。
 泣く程に望んだ行為をしているせいか、いつもなら恥ずかしがるような体勢なのに今日はおとなしい。
 
 にゅぬるっ
 
「ふぁ……!」
 そんな美弥の突き出す格好になったお尻に対し、龍之介が言う所の『キモチイイ事』が始まる。
 月光の下に曝け出されたみずみずしい白桃が隠す、果汁をたっぷり湛えて真っ赤に熟れた果肉。
 その中に再び指を潜り込ませると、龍之介はまた関節を曲げた。
 ただし……今度は尿道側ではなく、排泄道側に向かって。
「やっ……!」
 薄い肉襞一枚を隔てて、指が直腸を刺激する。
「あぁっ……やぁう、ううんっ……!」
 逃げようとでもいうのか尻を左右に振り動かす美弥だが、それは龍之介の目を楽しませる事に外ならない。
 龍之介は、くすくす笑った。
 美弥の中に埋め込んだ指は、もう愛蜜でべったり濡れている。
 その指で愛液を掻き出すように刺激する度、上部に見えるすぼまった出口が、ひくひくと震えるのだ。
 淫核も痛々しいくらいに腫れ上がり、愛撫を受けるべく恋人を誘惑している。
 龍之介は、おもむろに顔を秘部へ近付けた。
 
 ちゅ
 
「ッ……!!」
 会陰にキスをされ、美弥はびくりと震える。
「あぁ、う……!」
 唇が上下に動く度に、美弥の膝ががくがく震えた。
 上にいくのか下にいくのか、唇の動きからは予想がつかない。


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