俺のM女調教日記(28)-3
いずれ、彼も俺のプランに招待しようと思う。
そのときに、最高のM女に成長した由紀をみて驚くだろう。
図らずも俺は地方の場所でこのM少女を自分の女にした。
しかし、さらに奇跡というのは起こるものである。
それは、矢野崎のクラブの中でもうひとりの女に出会ったからだ。
その女が美しい冬美だった。
あの日、矢野崎の女だった冬美は俺の調教に耐えてくれた。
調教をする中で、俺はこの女がどうしても欲しくなってきた。
一通り調教が終わった後で俺は矢野崎に頼み込んだ。
仕事上での取り引きもあり、彼は俺の依頼を断れなかったのだろう。
「そこまで佐渡さんがお望みならば、私の冬美を譲りましょう、
貴方には今までに色々とお世話になっていますから、
なにその為の謝礼はいりませんよ。男対男の約束ですからね。
好きなように冬美を育ててください、佐渡さん」
「それは、有難い、さすがに矢野崎さんですね。男気に感謝しますよ」
「なに、私と貴方の仲じゃありませんか、冬美をお連れください」
「ありがとうございます、その代わりにという訳ではありませんが
我が地に来られた時には、それなりに……と言うことで」
「そうですか、それは楽しみですね、その節にはよろしく」
こうして俺は矢野崎の女である冬美を貰い受けた。
しかも、十六歳とうい美少女を貰い受けたばかりだというのに。
これが運命と言うのだろうか。
当然、当人の冬美自身の気持ちを無視するわけにはいかないが
冬美自身が俺を慕ってくれているので問題はなかった。
その地を旅立つ前に、
俺は矢野崎の計らいで冬美と二人だけで会うことができた。
そこは洒落たホテルのラウンジだった。
静かな音楽が流れるなかで、俺は冬美と向き合っている。
「矢野崎さんから聞いていると思うが、俺の所へ来てくれるんだね」
「はい、そうです。こんな私を引き受けて頂き感謝しています」
「実は聞いているかどうかだが、
あの日にお前と同じ日に調教を受けた少女がいるだろう」
「はい、覚えています。可愛くて綺麗な少女でしたね」
「その子も俺は貰い受けたんだよ。それが嫌だったら、
この話は無くても良いと思ってる。言いそびれてしまったが」
「あの、ご主人様 、ご安心ください。実は……」
「なにかな?」
「あの少女、由紀ちゃんでしたね、実は彼女から連絡を貰ったのです」
「えっ……本当かい?」
俺の驚いた顔を見て、冬美は嬉しそうだった。
「はい、あの子、嬉しそうでした。ご主人様に貰って頂きましたって」
「そうかい、それは知らなかったな」
「わたし、彼女よりも少し歳は違いますが、実は仲良しなんです」
「驚いたよ……」
「うふふ、実は私もご主人様の女になったことを言ったら喜んでいました」
「そうか、二人をどうしようかと思っていたんだよ」
「はい」
どこか冬美は嬉しそうだった。
「それならば話が早い。俺が用意するから一緒に二人で住んでみるか? 」
「えっ、そうして頂けると、二人ともとても嬉しいです」
「しかし、驚いたなあ」と俺が苦笑すると冬美は嬉しそうだった。