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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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腐食していく二人-2



唾液に濡れた唇をフルフルと震わせながら、明日香は叫んだ。
その声はさっき聞いた声とは全く違う威圧感に満ちたもので、その声色だけで、どれだけの激情を抱いているのかが伺えた。


「そこのオマエッ!涼花さんから離れろ!汚い手でずっと触ってんじゃないわよッ!」


自分の側にいる三人だけではなく、この部屋にいる男共の全員が《敵》だ。
涼花を背後から抱きしめ続けている佐々木に怒鳴り、カメラマン達をもグルリと見回して睨み据えた。


『すーちゃん哀しいね?ボクの手が「汚い」って。ボクに触られたオッパイもオマンコもウンコの穴も、ぜ〜んぶ《汚く》なっちゃったってえ』

「離せって言ってんのよ!!汚いのはオマエだけだバカッ!!」


全くもって幼稚な罵声である。
きっとこれ以上ないくらいに口汚く罵っているつもりだろうが、そのような台詞とは無縁な生活を送ってきたであろう事は直ぐに分かった。


『明日香先生よぉ、自分が何を言ってる≠ゥ解ってんのか?そんな風に怒鳴りつけたら、まるで涼花が《とんでもないコト》されたみてえじゃねえかあ。「抱っこされて嬉しいよね?」「もっと甘えてイイのよ」って、優しい言葉をかけてやれよなあ?』

「ッッッッ!!!」


これほどまでの女性蔑視の台詞は聞いた事がない。
心と身体をボロボロにした強姦を肯定し、それらが女性にとって《悦び》だと口にするなど狂っているとしか思えない……。


「……本気で言ってんの…?ふざけんな…ッ!ふざけんなあッ!!!」


どこにも叩きつけられぬ激情に明日香の身体は震えが止まらず、脳天まで痺れて視界は揺らぎっぱなしだった。
疲労困憊な身体は肩で呼吸をしなければ酸素が欠乏しそうであり、蹴り続けていた脚は鉛のように重い。


『ヤバいね。「ふざけんな」ときたよ。涼花ちゃんの初めてのイチャラブセックスがレイプっぽくなったのは、明日香先生がキチンと教えてなかったからだろう?』

「なにがイチャラブ≠諠b!誘拐して縛り上げて無理矢理あんな……』

『だって《ペット》だしなあ?首輪とリードは当たり前だろ。それにメスはチンポ見たらオマンコを開け渡すのが当然なんだから、手足を拘束しようが関係ないだろ?』


どこまでも腐り果てた連中だ。
あれだけの事をしておいて、何の痛痒も感じてはいない。
いや、始めから人間としての理性も倫理も欠落しているから、こんな真似が出来るのだ。


「……してやる…ッ……殺してやるぅッ!!」


明日香の知りうる中で、最も強い言葉≠ェ口から放たれた。

涼花にした事。
これから自分にしようとしている事。

万死に値する残虐な行為を償うならば、もはやこの男共には死罪しかあり得まい。
男共を止められるのは〈言葉〉ではなく、圧倒的な《暴力》だけだと明日香は思った。

それは明日香だけが特別なのではない。
かずさも由芽も、そして雪絵や美桜も……男共の凌辱の餌食とされた女性達全てが、同じ《殺意》を胸に抱いていたのだ……。


「ッ……!!!」


背後にいる男が、明日香の長い髪に優しく触れてきた。
本気で殺してやりたいと思うほどに憎い男からの接触は、激情の炎の塊に油を注ぐようなもの。
明日香の瞳は指でひん剥かれた時よりもギョロリと剥かれ、頭上から見下ろしてくるその顔に凄まじい眼光を突き刺した。


『教え子の前で「殺してやる」はマズいぜ?テメェは彼氏と散々イチャラブセックスしてるクセに……なあ?』

「ッ…!?……そ、それ…ッ!!??」


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