久しぶりの挿入@ー初めての複数プレイ-2
理央が甘えるように、佳織の肩に頭を乗せてきた。
童顔で、子供のような理央に、特別変な感情を抱くこともなく、佳織はぽんぽんと頭を撫でた。
「眠くなってきた?お開きにしてもうそろそろ部屋戻るよ。移動もあって疲れたでしょう」
「ん……本間さん……帰るの…?」
眠そうで、甘えるような声を出して、理央は佳織の肩に頭を乗せたまま背中に手を回す。
さすがに、佳織の体に緊張が走った。
「こら……このまま寝ちゃうよ。ベッドで寝なさい?武島くん、あたし帰るね。誘ってくれてありがとう」
その緊張をなるべく匂わせないような物言いをして、隼人の方に顔を向けて立ち上がろうとしたときだった。
するどい目付きをした隼人の顔が目の前にあり、唇が重なる。
「武島くん……」
一秒となかったが、確かに唇が重なった。
「帰らないでよ、本間さん」
隼人の突然のキスと、理央の言葉にぞくり、と背筋が凍る。
(もしかして……この子たち元々このつもりで…?!)
「こら、何言ってるの、部屋に戻るよ」
そう言った時、背中を理央の指先になぞられた。
思わずぴくん、と体が震える。
「嫌…?」
耳元で、甘えるような理央の声が聞こえた。
くりくりとした目で、佳織はじっと見つめられる。その顔は三十七、八歳の男性よりはるかに幼く見えた。
まるで撫でられるの待っている子犬のようだ。
「佐藤くん、嫌とかそういう問題じゃなくて…何してるかわかってるの。ダメに決まってるじゃない」
「すごくいい匂いするから…落ち着く…。帰って欲しくない」
「んっ……」
背中をなぞられ、耳元を唇でキスされる。舌を出されているわけでなく、それはとても優しいものだった。
ちゅ…ちゅ…と耳元で音が鳴る。何度も何度も繰り返される、ついばむようなキス。
ぴくん、と何度も体が震える。二人に体を強引に押さえられているわけではない。いつでも逃げ出せるのだ。
「武島くん、やめさせて……お願い」
そう訴えて隼人の方を向くが、隼人の唇がまた、佳織の唇に重なる。
「ん、ん……」