彼女の運命を狂わせたのはなにか-1
着ているものをすべて脱がされ、少女は一糸まとわぬからだを恐怖と羞恥に震わせていた。
後ろから取り押さえられ、手で大事な所を隠すことも許されていない。
いちばん恥ずかしいところをささやかに覆っていた叢まで、完全に奪われてしまっている。
ここにいるのは同性たちばかりとはいえ、こんな恰好を晒されるのは清純な女子中学生にとっておぞましすぎる辱めだった。
全くな無防備になった儚げな裸身に、悪意に満ちた視線ばかりが降り注ぐ。
どうして、私がこんな目に遭わなきゃいけないの?
いったい、私が何をしたっていうの?
あまりに理不尽な仕打ち。彼女はやるかたない思いに打ちひしがれていた。
何か理由があるとするなら、それは彼女が美少女であったがゆえの悲哀とでも言うしかない。