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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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初めての邂逅-1





「あんた、やっぱり彼女できたんじゃないの?」

「え?」

冴子との情事があった日の夜のことだった。
悠斗の父親が寝静まったあと、リビングで母親と何となくテレビを見ていると、母親が真面目な顔で切り出す。

「な、な、何で。彼女なんかいないって」

「もしいるなら、お嬢さんに対してある程度の責任は持って欲しいな。何か最近妙に落ち着かなかったり、土曜日だって家にいたり、普段なら岳くんのところいるのに今日は出かけてたから、そう思ったんだけど。違うの?」

さすが母親だ、と悠斗は思った。
同じ家に住んでいても、大人になった悠斗に対して適度な距離感を持って干渉してこない一方で、今のこの状況を何となく気にかけてくれているらしい。

「彼女なんかいないよ…。今日会ってたのは仕事の先輩。
この間残業の時、食事までご馳走になって…お世話になってるんだ。昨日もその人と飲んでた」

「あら。先輩なんだ。でも男じゃなくって、いい匂いさせてる女性の先輩でしょ?」

ふふっと、悠斗の母親が笑う。
かぁあっと悠斗の顔が熱くなった。

(ーー飯塚さんの香水の匂い、移ってたのか!)

悠斗は金魚が餌をもらうときみたいに口をパクパクさせて、母親の方を見た。

「普通にご飯食べたくらいじゃ匂いつかないでしょ」

ふふん、と母親が勝ち誇ったように悠斗を見る。

「あ……いや、でも本当に付き合ってるとかじゃないんだ。最近よくしてもらってるだけで」

「ーー母さん、責任は持って欲しいって今言ったからね?」

彼女でないなら、息子が何かよからぬ事を職場の先輩にしたのではないかという眼差しを母親に向けられる。
よからぬ事を(しかも半ば一方的に)しまくっている手前、焦って体温が上がる。

「ほ、本当にそういうのじゃないって!飯塚さんと俺なんか天と地の差」

「ふーん。飯塚さんっていうのね。
ま、何にせよ、食事までご馳走になった先輩なんでしょ?今度連れてらっしゃい。向こうが良ければだけど。お礼しなきゃ」

「え……まじ」

普段干渉してこない悠斗の母親が、珍しくそんな風に言ってくる。

「だって、珍しいじゃない。あんたが岳くん以外の人と会ってるの。それに先輩だっていうなら、本当に嬉しい。お酒は好きだと思うけど、飲み会だって行くタイプじゃないのにさ」

「ーーうん。だって、信頼してるから」

悠斗は少し、照れくさくなった。
性的な魅力が溢れ、セックスに積極的な側面がある一方で、非常に先輩としての魅力もある女性だと思っている。
そのことがとっさに口をついて出たことに、悠斗は自分でも驚いた。



ーーそんなわけで、あれから一週間後の土曜日の昼。
冴子は悠斗の家で食事をすることになったのだった。

断られるかと思ったが、冴子は笑いながら了承してくれた。

家の近くの目印としてコンビニを指定して、十一時半頃迎えに行く。

「あ……お待たせしました」

「ん。今日はお招きありがとう」

白のVネックのカットソーに濃い色のスキニージーンズ、スプリングコートを羽織り、ヒールが低めのブルーのパンプスを履いている。
髪はいつもと異なり、ひとつに縛っていた。
いつもならば目尻に長めに引かれた黒のアイラインを茶色のアイラインに変えており、いつもよりメイクが薄いようだ。

「すみません……母が。最近出かけたり、仕事帰りに飲んだりするから誰と出かけてるのって聞かれたんです」

歩きながら、悠斗は冴子に謝った。

「嬉しいな。職場の後輩の自宅に招かれるなんて。先輩冥利に尽きるよ。それに、門井くんみたいな若い子と週末過ごせるなんて光栄です」


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