Nプラセボ効果-4
「恐ろしい。恐ろしい媚薬だわ。私も気をつけなければ。」
その日以後異常とも言える警戒心が発揮される事になる。
テーブルに飲み物がある時はテーブルから離れないのだ。
たまに離れてもそれ以後は一切カップに手を付けないのだ。
「困った」と呻いた瞬間、翔の明晰な頭脳が閃いた。
翌日父と松本さんが出掛けた後、母に話しかけた。
勝ち誇ったような満面の笑みに明日香をいわれなき不安が襲う。
「母さん。朝食の時フレッシュミルクの飛沫を父さんの前まで飛ばしていたよね。」
「そうなのよ。毎日使っているけどこんな事は初めてだわ。」
「このポーションタイプのフレッシュミルクって飛沫防止のため中の空気圧を下げているんだ。
空けた瞬間空気が流れ込むから飛び散らないんだよ。」
「じゃ何故今朝は飛沫が飛んだのかしら?」
「答えは簡単さ。開ける前に空気が流れ込んだからさ。小さな注射針の穴からね。」
「注射針の穴って??えっえっそれってもしかして・・・・。」
翔の会心の笑みがすべてを物語っている。
そう言えば体温は上昇し呼吸は早くなっている。乳首の勃起も自覚出来た。
「ウッ」じわりと愛液が湧き出す。
(困ったわ。媚薬が効き始めたわ。私も郁美さんや先生の様になってしまうのね。)
大急ぎで寝室に駆け込む。
オナニーによって肉体の疼きを鎮める為だ。
翔は明日香レポートを思い出していた。
(明日香オナニー順=@全裸A指によるクリ逝きBバイブによる鬼逝き)
翔は暫らくして寝室に侵入する。
全裸でクリオナニーの最中だったが明日香の指が止まることはなかった。
翔がマンション暮らしを始めたとき寝室の鍵を外したことを悔いたが
今はそれどころではなかった。
翔も見事な肉体をくねらせてオナる人妻(今は母だという認識はない)の痴態に勃起する。
自分も人妻と同じように全裸になりベッド脇に腰かけしゃくり始める。
お互いの目と肉体を見つめ合いながらの相互オナニーが始まる。
人妻が先に逝った。いつものように「人妻のおもちゃ箱」に手を伸ばそうとして気付いた。
少年はその引き出しを背もたれにしてオナっているのだ。
「そこをのいてよ。」少年は笑いながらしゃくり続け動く気配はない。
バイブを取り出す為には全裸の男女が接触しなければならずそれを避けた。
2回目のクリオナで軽く逝ったあと媚薬の効き目がピークに達するのを感じた。
もう我慢は出来なかった。
少年を押しのけおもちゃ箱を開けようとする人妻とそれを阻止する少年が揉み合う。
激しい動きは媚薬の効き目を高め肌と肌との触れ合いがそれに拍車をかける。
人妻の脳内は真っ赤に染まり思考力を失っていく。
「あ〜もう我慢できない。お願いだからそこをのいて。」
再び少年を押しのけようと揉み合ううちに手が固いものに触れる。
燃え上がった肉体は躊躇せずにそれを握りしめる。
少年は怒張を握らせたまま全裸の人妻を抱きしめ舌と舌を絡め合う。
そのままベッドへ倒れ込み少年の手は人妻の胸へ伸びる。
成熟した人妻が媚薬によって発情させられ男根を握りながらパフィーニップルを愛撫される。
我慢できる筈はなかった。すぐに燃え上がった肉体を鎮めたかった。
それがシリコンであればいつものように自分の意志で挿入できたが
生身の肉茎となれば男の協力が必要になる。
そんな単純な理屈さえ分からない程燃え盛った女体は少年にまたがろうとして軽くいなされる。
「母さん凄いね。まるで盛りの付いた牝猫だよ。
あのフレッシュミルクには数万円分の媚薬を注ぎ込んだからそれ位燃えてもらわないとね。」
「そっそんなに入れたの。ああ〜もう我慢できない。すぐにハメなさい。」
私がこんなになったのはあの媚薬のせいだ。そしてそれを飲ませたのは翔だ。
だからこの悶えを鎮めるのは翔の責任だ。
聡明な明日香がこんな無理筋をたてるほど燃え上がった肉体はひっ迫していた。
ターゲットにしていた人妻から「ハメて。」と言われて躊躇する男はいない。