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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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初めての指先の感触-4

悠斗は自分ばかりの一方的な感情だと思っていたが、冴子の話に従えば、どうやら佳織も同じことを考えているらしい。

「その奥さんに抜かれまくってんのに最後までデキないから、あたしとする時焦っちゃったんだ。可愛い」

「ま、また…からかわないで下さいよっ」

「ねぇ、あたしのアソコと、その奥さんのお口はどっちが良かった…?教えてよ」

酔った冴子は悠斗の手のひらに指を絡ませて、いやらしい質問を意地悪そうに悠斗の耳元で囁く。

手のひらに絡まる冴子の細長い指に、耳元に吹きかかる吐息。
恋心を寄せる佳織か、目の前の性的な魅力溢れる冴子か…そんな質問をされて反則だと悠斗は思いつつ、さらにいやらしいことを冴子は耳元で言う。

「それとも…この間門井くんすぐ入れたがったから、今度する時はあたしも口でゆっくりしてあげようか…?それなら比べられるでしょう…?」

「か、からかうのやめて下さいっ。俺、飯塚さんに対してもおばさんみたいに面倒くさい態度取っちゃうかもしれないから。そうなったら怖い」

「ふふ、門井くんは真面目で、その奥さんのこと好きだからあたしに対して独占欲なんか抱かないと思うけどな〜」

冴子は手を離して、ハイボールのグラスを口に近づける。
冴子のせいで、悠斗はどきどきと鼓動が速くなっている気がした。また、心做しか、股間にも血液が集中しているようだ。





ーー明日、良かったらホテルでゆっくりしない?

別れ際、冴子にそう言われ、佳織が好きだと認識したにもかかわらず内心喜びを隠せなかった。
明日の予定は特になく、いつも通り部屋で本でも読みながら、ゴロゴロするつもりだった。
マンションに着く頃、スマートフォンに登録はされているが、業務連絡以外使うことのなかった冴子のメールアドレスから、場所と時間の連絡が送られてきていた。
心の中でガッツポーズをした。

「さむ…」

三月になって、昼間は暖かくなってきたとはいえ、夜はさすがに寒い。
家に早く入ろうとオートロックを解除し、エレベーターに乗り込もうとすると、adidasの大きなロゴが入ったグレーのパーカーに黒のレギンスを履いた佳織と出くわす。

「あ…」

二人のそんな声が重なる。

「ごみ捨てしてたの。今、帰りなんだね」

「職場の先輩と飲んでて…。この間残業手伝ってもらっちゃったから」

エレベーターに乗り込み、二人は無言になる。


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