初めての佳織の寝室、絶頂-5
「えっ」
いつもとは違う、佳織のストレートな物言いに戸惑っていると、佳織は体を悠斗の側に向けた。
我慢できないと言わんばかりに、悠斗のスエットと下着を下ろすと、いきり立ったそれにしゃぶりつく。
「う、わっ…あぁっ…」
いつもなら卑猥とは言え、上品ささえも兼ね備えた佳織の口での行為ーーそれが、今日はどこか野性的だ。
他人によって、久しぶりに絶頂に導かれたせいだろうか。
(ーーエロすぎんだろ…)
佳織は左手で悠斗のペニスをしごき、舌で愛撫しながら、いつの間にか自らのストッキングの中に、右手を差し込んでいた。
唇からなのか秘部からなのかわからない、卑猥な粘着質な音が悠斗の耳に聞こえてくる。
「んんっ、悠斗くんの、オチ×チン、舐めながら…いっ、く…いっちゃうのっ…あっ、すご…。指締め付けて…る…」
(おばさん…自分の中に…指入れて、オナニーしてんだ…)
「はっ…あ、…んっ…」
垂れた前髪の隙間から見える切れ長の目が、とてもセクシーだった。
乱れた衣服が、スーツであることもまたそそる。
佳織がストッキングから手を引き抜くと、体液が泡立ち、だらり、と垂れてしまいそうなほどだった。
体液で濡れた右手をそのまま、佳織は悠斗のペニスにしごくようにして塗りたくる。
「おばさん…俺、そんなことされたら…」
「んふ…?あたしので、興奮しちゃう…?」
佳織は自らのスカートを脱ぎ捨てると、背中を壁につけて、呆然として座っている悠斗の上に跨った。
「え…?」
ストッキング越しにではあるが、さらけだされた悠斗のそれに佳織は自らの秘部を押し付け、まるで騎乗位を行っているかのように腰を動かす。
「えっ、あっ…あぁっ…」
「んんっ、悠斗くんの当たってるっ…すごい…」
「おばさん、すごい、入ってるみたいに気持ちいい」
佳織は悠斗の体を抱き寄せると、腰を動かしながら悠斗の唇を求める。
佳織の身につけている下着とストッキングは用をなさないほどにどろどろに濡れてしまっていた。
「おばさん、ストッキングすごい濡れてる」
「悠斗くんが触るからでしょ…。悠斗くんが悪いよ…?悠斗くんの前で何回もいっちゃった…」
佳織の腰の動きに合わせて、悠斗も負けじと佳織の尻を両手で鷲掴みにし、下から腰を動かす。
ギシギシとベッドが軋む音が激しい。
「お尻、んっ、気持ちいい…」
「お尻掴まれんの、好きなの?」
「うん、気持ちいいのっ…!ーーあっ、悠斗くんのこすれ、て…またいくっ…いく…!」
「…俺も、いきそう…!」
悠斗がそう言うと、佳織はそれを素早く手でしごいて、自らの太ももあたりに射精させる。
どろり、と悠斗の体液で黒いストッキングが汚れた。
ーー挿入までの性行為をセックスと呼ぶなら、挿入せずとも、これほどまでに卑猥な行為はなんと呼ぶのだろうか…
悠斗はそんなことを考えながら、ひどいけだるさを感じつつ、目を閉じた。