初めての佳織の寝室、絶頂-2
急に声をかけられ、悠斗は変な声を出す。
普通を装おうとして、グラスに入ったビールを半分ほど飲んだ。
「ふふ、そんな焦らなくても。酔ってボーッとしてた?」
「あ…そうかも。おばさん、ご飯は食べたの?」
「仕事しながら軽くね」
佳織はグラスに口をつけながら、脚を組み替える。
その仕草に、悠斗はどきん、と胸が高鳴った。
(ーー岳がいるのに、さすがにまずいだろ)
そんな気持ちを知らず、佳織はスーツのジャケットを脱ぎ出す。
ジャケットの下に身につけている黒のカットソーはタイトで、佳織のボディラインが分かってしまう。
悠斗は思わず…
手を伸ばして、佳織の太ももに自らの手を置いていた。
(な、何やってんだ俺っ)
「悠斗くん?」
まずいことをしているとわかっても、手が離せなかった。
おそらく、スーツ越しに女性の体に触ったのが初めてだった。
悠斗は何も言わず、そっと佳織のスカートの中に手を忍ばせる。
ストッキング越しに、その太ももを触ってみたくなった。
「ちょっと、何して…」
独特なザラザラ感を通じて触れる、太ももの感触にゾクゾクする。
思わず、その太ももをぎゅっと揉んだ。
「んっ」
ぴくん、と佳織の体が震える。
「も…う、そういうつもりなんだったら、ダメ…。岳がいるときは嫌」
「岳がいなかったら、いいの…?俺に触られるの嫌じゃない…?」
「そ、そんな…聞き方ずるいよ」
佳織の腰を、悠斗は右手で抱き寄せ、左手でスカートの中の太ももの感触を楽しむ。
抵抗しようと、佳織が太ももを閉じようとするのがまたいやらしい。
「おばさんだって、俺の体触るくせに。俺だって触りたい」
「でも、今日は岳が…。や、んっ…」
悠斗の手は、佳織の右太股を滑り、臀部の方まで揉みしだいている。
「ストッキング越しってエロいね」
「な、何言ってるの。恥ずかしいからやめて」
「だって、この間、レギンスの上から触ったのと違う…。俺に触られるの、嫌?」
「い、嫌じゃない…けど…岳がいるからそれ以上はダメ」
そう言われて思わず、腰を抱きとめる手と、臀部を揉みしだく手の力が強くなってしまう。
はぁはぁと、悠斗の耳元に吹きかかる甘美な吐息。
「嫌じゃないんだ」
「あんなことまでしてるのに、悠斗くんが触るくらい…嫌なわけないでしょ…?」