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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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悲鳴-3



「なッ!?なにするのッ!?は、離してッ!涼花さんは渡さないからあ!!」

「怖いぃッ!!明日香先生ッイヤだよおッ!!」


いきなり佐々木が涼花に飛び掛かったが、明日香は気丈にも立ちはだかって阻止した。
いくら本気を出して襲い掛かったのではないとは言えど、明日香の猛然と掴み掛かった姿には「絶対に涼花を守ってみせる」という強固な意志がありありと見え、それは二人の関係の強さをより明確にしていた。


『ヒヘッへへ……ねえ涼花ちゃん、さっきボクとキスしたの覚えてる?ボクね、涼花ちゃんに一目惚れしちゃったんだ。恋人にしたいんだ。うんん、違う違う。もっと可愛い存在……ボクのペットに……』

「ふざけないでッ貴方みたいな変態に、涼花さんは渡さないッ!絶対に渡さないわよ!!」


少女をペット呼ばわりするような変質者の手に渡ったりしたなら、間違いなく涼花の身体はボロボロにされてしまうだろう。
あの男の胸中に溜まりに溜まったヘドロの如き欲望は、きっと涼花の何もかもを再起不能にしてしまうであろう。


「……退きなさいッ!カメラなんかで撮ってんじゃないわよ!貴方達なんかにこれ以上付き合ってられな……ッッ!!??」



涼花を抱き締めて守っている明日香の目に、見るからに異常な物体が運ばれてくるのが見えた。

座面がUの字になっている巨大なパイプ椅子の、その座面の左右前方に、カミキリムシの触角のように湾曲した鉄パイプがボルトとナットで付けられている代物だった。
真四角な背もたれの角には丸い金具が付いており、その黒光りする椅子は拘束器具として作られたのは一見するだけで分かった。

この椅子に涼花を乗せ、脚を固定して弄ぶつもりなのか……?

明日香はますます涼花をキツく抱き締め、死んでもこの腕から離さないと覚悟を決めた。



『明日香先生……もしかして国語とか数学とか、クソの役にも立たねえコトしか教えてねえ……とか?』

「キャアッ!?な…なにをッッッ…!?ああぁあッ!!!」

「あ、あすッ…明日香ッッッッ……!!??」


カメラを持たぬ三人組に、明日香はいきなり襲われた。
一気に涼花から引き離されてしまった明日香は、その体重の軽い身体を神輿のように担がれてしまい、あの拘束器具である椅子に押さえつけられながら座らされてしまった。


「すッ…涼花ッッ!?ち、近づかないでえッ!!!」

『あんなガキの心配する前に、自分のコトでも心配したらどうだあ?』

『フヒヒッ?涼花ちゃん、お・ま・た・せ〜』

「ヤダあッ!?や、ヤダッ!ヤダああッ!!」


明日香に襲い掛かったのは、麻友の撮影の時にメイン役になれなかった鈴木と田中と吉田である。
涼花を奪い取ったのはもちろん佐々木であり、敷いてある真っ赤なマットレスの上で胡座を組むと、その上に後ろ抱っこにして涼花を座らせた。


『可愛いッ!もう涼花ちゃん可愛い!フヒッ?フヒヒッ?ねえねえ、どうしてこんなに可愛いのぉ?』

「イヤあッ!?こ、この人イヤだあッ!!イヤだよおッ!!」

『離ッ…せえッ!!んぎぎッ!?こ、こんなコト許さないわよッッ!!」


鈴木は暴れまくる明日香の両手首をガッチリと掴み、背もたれから離れられないように押さえつけている。
田中は左脚で蹴られながらも右脚を押さえつけ、そして吉田は枷に付いた丸口金具を鉄パイプに通すと、その枷を右足首に嵌めた。


「なんの真似ッッ…!?ああッ?いッイヤだあッッッ!!!」


枷と金具で鉄パイプに連結された右脚の軌道は、どうしても鉄パイプの形と同じにならざるを得ない。
これ以上の拘束は許さないと蹴上げられる右脚は、しかし、二人がしがみついている左脚へは向かわない……。


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