色んな後始末-6
「ああん」
【ああああああああ】
迷った挙げ句、お敏は一番確実なお満に憑りついていた。
「ああん、す、凄いのおおお、あん、あん、ああん」
お早世は瓶之真の大きさに喘いだ。
「いやあああん、な、なに、これえええ、あああああん」
お久音は剣者の神速の木刀を応用した神速の指先で喘いだ。溢れた愛液が、びんびんと震える秘豆の振動で飛び散った。同じ技量を持つ荒利が、お久音にこの快感を与えなかったのは何故か。それは荒利にとっての妻は、快楽を吐き出すモノであって、快楽を分かち合う者ではなかったからだ。お久音は身を捩りながら久し振りに幸せを噛み締めていた。
「ぬお!ぬお!なんだかわからぬが、もう、菜に困らぬようじゃの。ぬおおおお」
瓶之真が焦がれた卑猥な喘ぎ声か、亀起道場に響いていた。
「あっ、駄目、ああん、ああん」
「ああん、こんなの初めてええ、気持ちいいよおお」
お早世とお久音は早々に軽逝きを味わっていた。しかし、お満は必死に堪えていた。
【お、お満ううう、こっちもおおお、ああん、早くうう、ああん】
「ああん、ま、まだよ」
こと卑猥な事には敏くなる。お満は瓶之真が女を交代する瞬間を見据えていたのだ。
「どれ、今度はお久音殿を試してみるかの」
瓶之真がお早世から抜いた時だった。
「今よ!逝くううう」
【逝ぐ逝ぐううううううううう】
「くううっ!」
「あうううううううう」
「いやああああああん」
「はうううううううう」
「ぬおおおおおおっ!」
お満の絶頂を機に放たれた絶頂波で、荒利と餅右衛門を除く、道場内の全員が同時に逝ったのだ。
馴れた竿之介は適度な量をお満に出したが、不慣れな瓶之真はまたもや、天井板を破損させていた。
「こ、これは危うくお早世殿を…」
その事を想像した瓶之真は驚愕した。
「せんせー、次は竿之介のように量を制御してくださいませ。おまんこの中を痛めたら、使い物になりませぬので」
赤玉効果で気を失わなかった瓶之真に、お満は容量用法を教えた。
「なるほど」
剣者たる瓶之真。研ぎ澄まされた感覚は、自身の肉体の変化も感じ取っていた。
「これくらいかの」
ずりゅん…
扱いた瞬間に迸った精が、お満の口の中に飛び込んだ。
「にが…」
【にがああああああああ】
壁まで舐めようとして、味わいたかった瓶之真の苦味を、お敏は堪能する事が叶った。
こうして、快楽に溺れた者達は、小俣家が再興されてからも道場に居着くのだった。それは大金を藩に返した褒美に、藩主から特別に許されていた事だった。
3カ月後…
「秘剣露時雨秘裂返し…。はぁん♪」
【逝ぐううううううううう】
残心のお満の前に、露時雨が舞い散った。