止められぬ欲望-2
『お〜!やっぱりチンポが強くなれば心も其れについていくんだなあ』
『その攻め≠フ姿勢、俺は嫌いじゃないぜ』
鈴木はニヤニヤしながら仲間達のやり取りを聞いている。
佐々木の好みは十代前半の、いわゆるジュニアアイドルとして活躍するのに適した年齢の少女だ。
そして初めての美少女モノとなった川上愛のDVDは、新規客を大幅に増やす好結果となった。
売り上げではかずさや雪絵には負けるものの、購入した者達からの熱烈な声≠ヘ、他のDVDとは比べ物にならない程のものがあった。
『飼いたいのはどんなヤツよ?やっぱJCかあ?』
『……うん。まだキスもしたコトないような娘がイイなあ。ボクのおチンチンを見ただけで泣いちゃうような、ザ・清純ってカンジの美少女を飼いたいなあ』
『ギャハハ!コイツはヤベえぜえ!でも商品にすんならそういうヤツ≠セろうなあ?自分からチンポしゃぶりに来る《愛》とか言うエロガキじゃ話にならねーしな』
美桜の目から涙が溢れていた。
いや、美桜だけではなく麻友の目からも……。
あまりに危険なケダモノ共の次なる獲物が、まだ年端もいかぬ少女だという恐ろしさと、それを止められぬ己れの無力さが涙という滴となって溢れてしまっていた。
『クククク……決まりだな。前祝いにガッツリ呑んで、一眠りしたら朝イチで狩りに行くぞ』
異論など有ろうはずがない。
鈴木や伊藤達の性欲の対象から外れているとしても、愛よりも可愛らしい美少女を捕まえられれば、更に新規客が増えるかもしれない。
佐藤と高橋も、佐々木主導の撮影の後に、また低年齢な美少女を姦せるという興奮に顔を赤らめていた。
『コイツら、もう一回輪姦(まわ)したら麻袋に包んで物置部屋にブチ込むか?』
『当たり前よぉ。絶対に声とか出せねーようにシリコンゴムのギャグを咬ましとけ』
『大人しくJCの悲鳴を聞いてな?スゲェ可愛い声で鳴く≠ゥらよお』
口に含んだビールを美桜と麻友の顔面に吹きかけながら、男共は次々と姦していった。
仲良く輪姦された二人はグチャグチャに濡れたまま、マットレスの上に並べられて放置された。
そして数時間の後、ギャグを咬まされて麻袋に突っ込まれ、狭い部屋の中へと押し込められた……。
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佐々木と吉田がペアを組み、朝のラッシュに人波が溢れる電車に乗り込む。
他の連中はそれぞれに分かれて車に乗り、ターゲット発見の報告を待ちながら電車の後を追う。
『……どうよ?』
『なんか違うカンジ』
それなりに中学生は乗車しているが、やはり美少女となると数はグッと減ってしまう。
その中から川上愛より可愛らしい美少女となると、更に激減するのは当たり前である。
二人は先頭車両から順に探り廻り、そして二両目、三両目としらみ潰しに探した。
(……いた…!)
佐々木は吉田の二の腕を突いて、ターゲット発見を告げた。
艶々と輝く黒髪は肩に掛かる程度の長さに揃えられており、クリクリとした瞳と低い鼻は、まるで二次元の美少女キャラのような可愛らしさを纏わせていた。
肩に掛けた紺色のスクールバッグが大きく見えてしまうほどに身長は低く、ますます可愛さに拍車を掛けている。
念願の美少女の身体を彩る真っ白な半袖のセーラー服は、四つ先の駅が最寄りとなる中学校の制服なのは、かなり前から佐々木は知っていた。