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6 素質
美優は可笑しな感覚に襲われ、目を覚ます。朧な瞳に力はなく、何処かを彷徨っていた。悟が女の乳首を摘まみ、脚を思い切り開く。閉じかけていた割れ目に手を掛けると、中指でクリトリスを力一杯に刺激させた。
「なっ! あ、あああぁ」
いきなりの衝撃が股座から襲われ、彷徨っていた意識が体に強制連行される。美優は信じられない姿で、男共に悪戯をされていることに気づかされた。
「やめてぇぇ」
両手を股座に持って、悟の指を引き離そうと試みる。しかしそれを良樹が押さえ、両手を上に持っていく。それを見た悟がクリトリスをさらに激しく擦りだした。
「いやぁ!」
「オラオラ、クリトリス擦ってやる!」
激しく擦る中指の刺激に、美優が首を左右に振り泣き喚く。悟はしっかりと指先に伝わるクリトリスの固さがとても心地良く、執拗に擦る。
「いや! いや! いっ……」
美優の喚きが可笑しい。それを男共がすぐに気づく。嫌がりながらも、時折なの息が詰まる。三人が同じ予想をする。
「悟ちゃん!」
「ああ!」
良樹の声に悟の指先が激しく蠢く。
「い、いや……やめ、や……もうだめぇ!」
美優の体が大きく仰け反り、腰を激しく振り始めた。体はピクピクと痙攣をし、息づかいが荒い。間違いなく、女はイッた。それを男共が見届ける。
良樹が両手を離してやると、力無く腕を下げだらりとさせた。それをゴロがしっかりと撮影し、悟が痙攣と腰使いを受け止めてやる。
美優の痙攣が治まると、周囲を見渡す。そこは見たことない場所で、連れ去られたことを、理解した。瞳に恐怖が宿り唇が渇く。
「こ、ここは? なんでこんなことを」
涙混じりの声が車庫に木霊する。すると美優の後ろにいる悟が、顎をしゃくる。右手でデカい胸を揉みまくりながら、鏡に今の姿を写してやる。
「いやん!」
「顔を背けるな!」
悟が顎から手を外すと、首を掴み徐々に力を込めていく。美優が苦しさのあまり、両手で外そうと試みるが男の腕力には勝てない。
「暴れたら絞め殺す! 俺達は本気だからな」
ドスを効かせた低音が、悟の唇から漏れる。威圧感たっぷりな威嚇に美優は身を硬くさせ、大人しくなった。
「それでいいんだ、やれば出来るじゃねぇか。なあデカパイ、俺達はお前みたいな女が大好物でな……」
「わ、私……」
怯悟が再び脚を大きく開かせ、M字にさせた。美優が顔を背け、思い切り目蓋を閉じた。
「俺達を満足させたら、帰してやる」
「……」
「約束してやる」
悟が優しく囁く、しばらくして美優の目がゆっくり開く。唇を噛みながら、今の状況を整理する。
「良樹ちゃん、二階へ上がって用意してくれ」
「わかった、やることやったら、降りてくるからな」
良樹が渋々と上の階に行く。それを悟が目で追い、ゴロは「時間はたっぷりあるっス!」と一声掛けた。
「楽しませてもらう!」