元妻の願い-8
「はあ?どうしてそうなるんだよ。オレは優花が寄りを戻して、帰ってくることに賛成しただけだぞ」
以心伝心と思ったのは勘違いだった。
「それって、あっちの家族と縁を切れってこと?だったら無理よ」
優花はあっさりと答えた。淫らな女体は、もう、大輔の一本だけでは満足ができないのだ。
「どうして?『今でも愛してる』って言ったじゃないか」
「だからじゃない。愛してるからこそ、大ちゃんと一緒に楽しみたいのよ」
もう苦い思いを繰り返したくない。この6年の間、大輔と離れた寂しさから逃れるために、優花はより卑猥なことに傾倒していった。
こうして淫乱に進化した女体で楽しい毎日を送ってはいたが、大輔への想いと、身体の相性は忘れることはできなかった。
「ねっ、大ちゃん、お願い。あたしたちの方に来て」
優花は大輔の手を握って懇願した。しかし、その手を優希が掴んで離した。
「なにバカなことを言ってるのよ。100歩譲って、お母さんが帰って来るのはいいけど、あたしたちがそっちの家族と混ざるなんて無いからね。ねっ、お父さん」
母親を睨んだ目を一転させ、にこやかに大輔に振り向いた優希。しかし、その笑顔が瞬時に固まった。
「お、お父さん…」
自分と同じく優花を睨んでいるはずの大輔が、遠い目をしながら締まりのない顔でニヤニヤしていたのだ。優花はそれを見逃さなかった。
「うふふ、これが娘たちよ。ほら、おまんこはこんな感じ♪綺麗なおまんこでしょ。これに淹れ放題になるんだよ」
以心伝心再び。大輔の雰囲気を察した優花は、スマートフォンに記録している娘たちの画像フォルダを開いて見せた。
「おー!美形姉妹じゃないか」
食い付いた大輔は、スマートフォンを奪い取ると、次々にスクロールさせて、姉妹の卑猥な画像に見入った。
「おー!シンクロオナニーに続いて、姉妹レズ」
大輔の行動に驚いた優希だったが、大輔の下半身を見て、さらに目を見開いた。だらんとしていた肉棒が、見る見るうちに回復していったからだ。
「あたしには反応しなかったのに、どうして大きくなってるのよ!」
「えっ?あっ…」
優希の声に釣られて、下に目を向けた大輔が失敗を覚った。
2回目を優花に放った後のお掃除フェラで、優希におかわりを催促されていたが、勃たなかったのだ。
「ち、違う、これは…」
「なにが違うのよ。勃ってるじゃない」
「うふふ、優希、これは仕方がないのよ。2回も射精したのよ。大ちゃんの歳ならさすがに直ぐに無理よ。丁度、回復の頃合いだったってこと」
しどろもどろになった大輔を元妻が救った。