合宿所のスタッフ-1
菖蒲学園の合宿所兼保養施設は草津と伊豆の2か所。
どちらも過去に起きた性犯罪から現在は女性のみのスタッフで運営している。学園が夏季・冬季休業中は部活動の合宿が最優先。合宿が入っている際は他の宿泊客の受け入れはしない。だがそれ以外の期間は学園関係者の保養所として教員、職員生徒の家族であれば宿泊利用ができる。
とはいえ大型の連休以外はそうそう大人数が利用する訳では無いので常勤のスタッフは少ない。支配人以下、レストランスタッフ3名、施設管理スタッフ3名の7人が常勤でそれ以外は臨時のスタッフで賄う。合宿シーズンはスキー場等のように季節スタッフを菖蒲学園の学生、生徒から募って親の承諾を得た上で住み込みで勤務する事になる。もちろん非行防止の為、外出は許可制で行先も報告した上での外出となる。
スタッフは常勤、臨時ともに住み込みが義務。敷地内にある寮に入ることになる。こちらの設備も充実しており臨時のスタッフは希望者が多く毎年抽選になる。高偏差値で優秀な学生ばかりなのでバイトには否定的な親が多いが社会的な常識やお金を稼ぐことの大変さを学園の施設で学べるからと合宿所でのバイトに関しては賛成する親が多い。
仁科はこの合宿所の伊豆の支配人だが手腕を買われて来年からは双方の合宿所の総支配人になる予定だ。
合宿所の寮は常勤スタッフは一般の2LDKの高級マンション、季節スタッフは1Rの高級アパート程度のレベルだ。スタッフは3度の食事は合宿所で食べられる。