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気になる従姉
【幼馴染 官能小説】

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気になる従姉-1

1.
 母は姉弟が多く、したがってその子供たち、即ち従姉妹の数も多い。その中でも、長女の叔母は10人の子を生んだ。
 戦時中に東京の下町から千葉県の茂原市に疎開をした。子供が成長するにつれて、進学やら就職で次々と池袋駅に近い我が家に下宿をしたので、他の従姉たちよりも近しい関係にあった。問題は、名前だ。子が生まれると親は子の将来を考えて良い名前を考えるものだ。ところがこの親は、何の頓着もなく付けたのだろう、脈絡がないので覚えるのが難しい。
 朝子という一寸年上の従姉の名前に気がひかれた。秋子、冬子、夏子、春子とか一郎、次郎、三郎のように脈絡があれば覚えられるのだが、朝子、昼子、夜子という名前は聞いたことがない。有りそうで無いのだ。
 中学3年の時、朝子の弟の公ちゃんが東京の高校に入学して、我が家から通学をした時期があり、いろいろエロ話を聞かされる内に、オナニーを教わった。百科事典に男女の生殖器の絵が載っているのも教わった。
 高校生になって、ガールフレンドの一人も欲しい年ごろになっても、全然その機会がなく、どうして手に入れたか覚えはないが、朝子のセーラー服姿の写真を手に入れて、定期券入れに入れて持ち歩くようになった。
 折に触れてオナニーをするようになると、思い浮かぶのは持ち歩いている写真の朝子だ。朝子はオカメ顔で、決して美人とは言えなかったが、ふっくらした頬と愛くるしい目が好きだった。
 朝子の顔を想い浮かべ、セーラー服を盛り上げる乳房を連想しながら勃起をする肉棒を扱く。百科事典で見た女性性器の断面図を思いだし、朝子の顔とだぶらせながら、噴き出す精液をティッシュに吐き出した。思春期の密かなエンターテイメントだった。


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