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気になる従姉
【幼馴染 官能小説】

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気になる従姉-10

9.
「朝ちゃん、おはよう」
「ああっ〜よっちゃん〜おはようございます」良夫は裸身で横に並ぶ朝子の手を握った。
「どう〜よく眠れた?」
「眠れたなんてもんじゃないわ〜だってぇ〜凄かったでしょう?〜もう死んだみたいに寝ちゃったわ」
「そう〜それはよかった〜一寸まだ早いんだけど、下の露天風呂に行ってみない?今だったら、まだみんな寝ているから誰もいないよ」

 常夜灯を頼りに階段を下りて渡り廊下を伝い、露天風呂にたどり着く。女性と男性の入り口に分かれる。
 
「あらぁ〜っ」
 朝子がガラス戸を開けて風呂場に入っていくと、良夫はすでに湯に浸かっている。
「入り口は別だけど、中は一緒なんだよ」良夫が笑顔で迎える。
 眼下に広がる夜明け前の海原は、一面漆黒の闇で、水面と空の区別もつかない。夜空は満点の星に覆われて、箒でひと撫でしたような天の川が横切る。
「あれが天の川?」
「そうだよ、見たことないだろう」
「ええ、初めてみるわ」「都会の空は一年中下界の灯りに照らされていて、まともな星空は見えないんだよ」
 朝子は良夫に誘われるまま、身体を寄せて、唇を合わせた。昨夜の続きで、まだ身体が疼く。良夫に乳房を愛撫されながら、身体を伸ばした。手先に良夫の男根を探り、肉棒を掴んだ。
「元気いいのね」「朝マラといってね、朝が一番元気がいいのさ」「知らなかったわ」
良夫の指先が、横抱きにした朝子の股間に伸びてきた。クリトリスを探り、割れ目から膣口までをゆっくりと行き来する。
「よっちゃんっ」堪りかねた朝子が良夫に縋りつく。腰を起こした良夫は、朝子を後ろ抱きにして、怒張した男根を朝子の股の間に差し込んだ。右手で乳房を抑え、左手を前に回して朝子の股の間から突き出た亀頭を掴んだ。クリトリスを探り亀頭を押し付ける。腰を使うと、雁首がクリトリスをクチュクチュと擦る。
「ああぁっ〜もうダメぇ〜いれてえぇぇっ」
朝子が、腰を突き出した。良夫は肉棒を引いて、膣口に亀頭を合わせ、気を入れた。既に愛液で漏れている膣に、強直した男根がヌルヌルと嵌った。
「あああぁ〜好いいっ」
 良夫は朝子の腰を抱えて、抜き差しを繰り返す。良夫の左手は、クリトリスを摘まんで、抽送する肉棒に押し付ける。
「好いの〜イイのよ〜外も中も〜死にそうに好いわ」
 浜辺に寄せる波のサササッァ〜〜サササッァ〜〜という音に、ピタピタ〜ピタピタ〜と二人の肌の触れ合う秘めやかな音が混じる。
「朝ちゃん〜いいねえ〜いつまでも〜いつまでも〜〜〜もうううっぅ」
「いいの〜いいのよっ〜よっちゃん〜好き〜好きヨっ〜いつまでもすきよっ〜〜〜」

 漆黒の海原に、水平線がわずかに浮かび出てきた。
 中央に光の点がぽつっと現れ、一筋の光が伸びてくる。
 スーーーと延びた光が、ひっしりと抱き合って、愛の絶頂を迎える朝子と良夫の裸像に達した。それは、ギリシャのミロの彫像にも似て、美しい。
                               (ごきげんよう)


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