気になる従姉-6
6.
部屋に通されると、案内の部屋掛かりにチップを渡し、ドアの締まるのを待って良夫は朝子を抱きしめた。
「有難う、朝ちゃん、愛してる」
「あたしこそ、ありがとう、よっちゃん、決心させてくれて〜〜もう迷いはありません」
良夫はむさぶるように、朝子の唇を吸った。舌を差し込むと、朝子の舌が絡んでくる。
「あさちゃん」「よっちゃん」
夢の一瞬だ。朝子のセーラー服姿の写真を持ち歩き、プラトニックラブに満足した。やがてオナニーを覚え、朝子の面影を脳裏に浮かべて射精した。朝子は手の届かない存在、神様だった。その朝子の胸の動悸や体温が、伝わってくる。
「一緒に、温泉に入ろうよ」
「よっちゃん先に入ってよ、恥ずかしいわ」
「うん」
良夫は、浴衣を手に一人で浴室に向かった。
硫黄の香り漂う湯の下に、良夫の裸身が白く透けて見える。太腿の付け根には、湯に漂う陰毛に支えられた男根が横たわる。女を想うだけで怒張するいつもの強かな剛根の姿は無い。良夫は慌てた。女を抱くのに、性欲が湧かない。朝子は神様だ、女じゃない。こんな積りじゃなかった。愛する朝子の子宮に子胤の雨を降り注ぎ、二人の愛の結晶を作るのだ。
目をつぶると、朝子のセーラー服姿の写真が目に浮かぶ。肉棒を掴んだ。おもむろに、三本の指で扱いてみる。高校生の時から、こうして性欲を処理して来た。指の扱きにつれて、性欲が肉棒に満ちてきた。
新婚旅行なんだ。抱擁し、唇を合わせる。朝子は俺の妻になる。男と女になって、性交をするのだ。スーツを脱がして、ブラジャーの下の乳房に手を伸ばす。陰毛を探って、クリトリスを摘まむ。勃起を始めた肉棒は、熱気を帯びてムクムクと固さを増し、亀頭の傘が膨らむ。
「OK〜OK、朝ちゃんのおマンコに、俺のおチンチンを嵌めて、好い気持ちにさせるんだ、朝ちゃんはもう女学生じゃない、俺の肉棒でヨガリ狂わせてやる」