家族旅行での出来事 同窓会タイム 5-2
「ここの温泉の媚薬効果が強すぎるんじゃない?
でも、よくわたしの愛液だってわかったわね。
もしかして、匂いでも嗅いでみた?
それとも、史恵のことだから、舐めてみたんじゃないの?
どっちにしても、そんな名探偵さんにご褒美を上げるわ。
わたしたちも、ゆっくりできる場所に行きましょ。
どうせなら特別室にしない?」
香澄も史恵に負けじと、史恵の淫乱さをことさら強調した。
二人とも互いを辱めることで、
今の状況を、より刺激的なものにしようとしているようだった。
「そうね。綾乃たちも、ひと段落すれば来るはずだもの。
あ。香澄。制服は脱がさないでね。
綾乃と二人そろって匠を誘惑するのに使いたいんだから。」
「そうみたいね。こんなにここを濡らしながら、制服は着たままなんて、
やっぱり匠君を刺激しようと思ったんでしょ?」
「ああ、そうね。わたしはすぐにでも全裸になりたかったんだけど、綾乃がね。」
「匠君に、高校生の頃の自分を見せつけようっていうわけよね。
ねえ、匠君と綾乃が戻って来て、4人でする時は、
わたしも史恵たちみたいに制服に着替えたいわ。
だって、匠君、完全にわたしのことを、
加寿美先生だって信じ込んでいたみたいなんだもん。」
「香澄の演技力もなかなかだったってことね。
でも、もう一着、制服、あったかしら……。」
「なんでもいいわよ。高校時代を思い出させるようなものだったら。」
「高校時代を、ねえ……。
あ、だったら、体操着はどう?
懐かしのブルマ姿。
それだったら、匠も、まさか加寿美先生とは思わないじゃない。」
「ブルマ、ねえ……。でも、そんなのってあるの?」
「ええ。高校時代のじゃないけれど、これもコスプレ用のならあるわ。
コスプレ用じゃリアリティがないって言うなら、娘の体操着でも着る?」
「さすがにそれは遠慮しておくわ。汚したりしたら申し訳ないもの。」
「汚したくらいなら洗濯すればいいでしょ?」
「匠君が興奮して、引き裂いたりしたら申し訳ないっていうことよ。」
「あら、香澄。自分の体操服姿にそんなに自信を持ってるの?」
「まさか。わたしだって史恵と同じだけ年を重ねているのよ。
史恵の娘さんの……。つまり、現役の女子高生の、本物の体操服なんかを着て、
高校時代に戻って匠君とセックスなんてしたら、
わたしの方が興奮し過ぎておかしくなっちゃうかもしれないってことよ。」
「香澄も根っからのスケベになったのね。男だけじゃなくって、
女子高生にも興奮するようになったなんて……。
じゃあ、やっぱりコスプレ用のにする?
コスプレ用だから、布地もそれなりに視覚的効果を期待できるわ、
シースルーに近いものだけどね。」
「シースルー?じゃあ、史恵が着ている制服よりも、かなり刺激的だわ。」
「そうね。まあ、当時わたしたちが履いていた本物があれば、
結局は一番刺激的な感じもするけど。」
「そうよね。でも、史恵が高校時代の本物を取っておくはずないもの。」
「あら。わたしだって思い出のものは捨てないタイプよ。」
「そうかしら。でも、あの時代、実際に履いていたもので、
それなりのお小遣い、手に入れたんじゃないの?」
「ちょっと香澄。匠ったら、そんなことまでしゃべったの?」
「でも、あれってどのくらいの値段になるの?」
「やり方次第よ。一番高く売るには、
お店まで履いて行って、店主の目の前で脱ぐのよ。
その様子を写真に撮ってもらってね。
その方が数段値段が上がるの。」
「へ〜。下着とかは?」
「下着も同じよ。シミがあったり濡れてたり……。
匂い付きだとかなりの高値で買ってもらえるわ。
綾乃からそう聞いて、履いたままオナニーして……。
そのあとすぐに売りに行ったことがあるの。
店主が驚いてたわ。」
「へえ。よっぽど生々しかったのね。」
「そうじゃないのよ。わたしの下着が濡れてて、高く売れるってわかったら、
綾乃ったら、その場で始めちゃったのよ。」
「始めちゃったって?」
「もちろん、オナニー。しかも店主の目の前で。
スカートをめくりあげて、パンティーの中に手を突っ込んで。」
「へえ。綾乃らしいっていえば綾乃らしいけど……。
史恵は見ていただけ?」
「だって、お客さんだって何人かいたのよ。もちろん男の人ばっかり。
さすがにわたしも人前であんなことできないもの。」
そう言いながら史恵は少し恥ずかしそうな顔をした。
(人前であんなことできないですって?
もしかしたら、その場にいたお客相手にセックスしたんじゃないの?
史恵一人じゃあないだろうけれど、綾乃が一緒となれば、十分可能性はあるわ。)
香澄は史恵の恥ずかしそうな顔を見ながらそう思った。
「でも、匠、そんなことまで話したの?」
「お客さんとセックスしたこと?」
「だから、そんなこと、してないってば……。
ああ、嘘はつけないわね。一度だけよ。」
「でも、お客さんは何人かいたんでしょ?」
「ああ、もう……。そう、お客さん3人と、店主とね。
まったく、匠ったらおしゃべりなんだから。」
「匠君はしゃべってないわ。わたしが、なんとなくそう思っただけよ。」
「まったく……。どっちが名探偵だかわからなくなってきたわ。」