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狂おしい味わい
【熟女/人妻 官能小説】

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狂おしい味わい-3

探しものをみつけてしまえば、ひとまずそれでオッケーみたいな事はないだろうか?
それが手の届かないものであれば、なおさらそれでいいと思う事がある。
確かに何度かお見かけした事のある男性でお昼ぐらいによく来られる方だとは思うけど、エリンギがよほど鮮烈だったせいか、その男性の顔立ちもよく覚えてはいなかった。
私はよほど、ソレに釘付けだったのだろうかと思えば恥ずかしい。

「ねえ、飲み過ぎちゃダメよ」

夫が二本目を取ろうとした時に私はそう言った。

「いいじゃん、明日は休みなんだから」

「だからぁ…済んだら飲んでもいい」

前回からまだ半月とは経っていなかった。少し強引に誘ってみたら、夫は立ち上がって寝室に向かう。
どうせ済んでしまえば、そのまま寝てしまうのだろうけど妻の欲求を満たせるならば後は好きにしてくれても構わない。

「あぁ…あぁ…気持ちいい…」

「声大きいよ。起きちゃうじゃないか」

「んっごめん。だって、イキそうなんだもん…」

茂みの奥に重なり合った花びらを舌先が撫で。硬く肥大した蕾を猥らな感触が掬い上げる。
時に啄み。そうして漏らしちゃいそうになるほどジンとしたところで、また焦らして花びらをいたぶる…
ひさしぶりに舐めてくれた。私のアソコはそんなに臭いのか?と思っていた。
男性というのは案外、不公平なのかも知れない。
ペニスの大きさでセックスの価値が決められてしまうものなのかも知れない。
女性のクリが大きいか小さいかって、そう関係ないように思えるけど男性の方は影響が大きい。
だけどこの人は本来、私の中で最も優しくて、最もセックスが上手い人だったから結婚した。ちゃんとしてくれるのだったら、やっぱり関係ないのかとも思ったりする。
そうは思ったはずだったのだけど、ちょうど私が退勤する時に買い物を終えた例の男性とたまたま顔を合わしてしまったのだった。

私は最初、そこに佇む男性がそれとは気づかなかった。
視線を感じて、ふと目を上げた時にようやくそれが彼だと気が付いたような有様だった。
彼はスーパーの駐車場を歩いてくる私を待って、何の脈絡もなく一言だけ囁いた。

「あの赤い屋根のアパート。あそこに住んでるんだ」

「は?あぁそうですか?お近くなんですね」

そういうと彼はそれきり、そっちの方向へと歩きだした。何なんだろうとひととき考える。
きっとあの時、私がよほど物欲しそうにガン見してたから誘っているのだろうか?
私ってそんな顔をしていたのだろうか?
欲求不満なんだろ?抱いてやるからついて来いよ…そんな風に思うと多少なりとも「バカにするな」と腹が立つ。
だけど、無垢な頃からずっと憧れたそれが今ならば、ようやく口に入る。
逆を考えると、これを逃せば二度とは会えない。脚が震えた。




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