素直な気持ち-9
「んんん…」
杏奈は腰を沈め、ゆっくりと杉山のペニスを挿入していく。
「ああっ…」
魅惑の熟穴の快楽に声が溢れる。
「好きよ、杉山君…」
杉山のペニスを全て受け入れた杏奈は素直な気持ちをごく自然に口にした。
「杏奈さん…」
杉山にとってこの上ない嬉しい言葉であった。出会ってからずっと思いを寄せていた杏奈からの嬉しすぎる気持ちに、胸がいっぱいになる。
「ずっと気にかけてた…。いつもあなたを見てた…。成長していくあなたが嬉しかった。今公安として頑張ってるあなたが頼もしく思ってる。でも心配…。公安は危険な職務…。もしもの事があってあなたを失うのが怖い…。あなたは私の全て。ずっと側にいたい…、」
ゆっくりと腰を動かしながら真剣な眼差しで見つめる杏奈。男としてこれほど嬉しい言葉はなかった。
「俺も初めて会った時から杏奈さんが好きでした。杏奈さんについて捜査に行くのが楽しかった。ミスばかりする俺をいつも励ましてくれた…。あの居酒屋で杏奈さんと飲むのが楽しかった。杏奈さんから離れて職務をするようになって寂しかった。麻薬捜査官も危険な仕事です。いつどこでヤバい奴らに恨みを買って危険な身にあったら、俺はそいつらを殺してでも杏奈さんを守るって心に誓ってました。いつも頭の中には杏奈さんの言葉ばかり考えてました。この間、杏奈さんと結ばれて、俺、夢のようでした。捜査で一緒になるだけじゃなく、いつも一緒にいたい…、そう思ってます。今まで杏奈さんに支えて貰った分、これからずっと杏奈さんを支えて行きたいです。杏奈さん、好きです…。付き合って下さい。」
杉山は真剣な眼差しで、とうとう告白をした。杏奈は迷う事なく答える。
「はい。」
と。そしてすぐさま体を倒し杉山の唇に唇を重ねた。
「好き…。杉山軍…。好き、好き、好き、好き、好き…」
今まで言いたくても言えなかった気持ちを吐き出すかのように口にする杏奈。
「俺も好きです、大好きです。愛してます。」
杉山も同じであった。ようやくお互い素直な気持ちを告白しあった2人の腰つきは、お互いを求め合い熱く燃える。
「杉山君…。大好き…」
「杏奈さん…」
「もう離れたくない…」
「離しません、絶対…」
「愛してる…あなただけ…」
「俺もっす…。もう杏奈さんを諦めたくないです…」
お互い快感で頭の中が官能的になっている。他愛のない言葉が心に甘く染み込んで行く。