投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

男性経験(体験談)
【同性愛♂ 官能小説】

男性経験(体験談)の最初へ 男性経験(体験談) 5 男性経験(体験談) 7 男性経験(体験談)の最後へ

美咲-1

ある日、タクヤは近藤に呼ばれて、とある古い店構えの喫茶店に入っていった。
約束の時間より早めの入店だったが、近藤はまだ来ていなかった。
とりあえず初老のマスターに案内された個室に入って、珈琲を注文した。
まさに純喫茶のマスターという感じのマスターは、きちんとアイロンの効いた白いシャツにベストとネクタイを着けており、白髪混じりの髪の毛はきれいに整えられ、いわゆるダンディ俳優の雰囲気をまとっていた。
かなり古びた店内は落ち着いた照明のみで薄暗く、他に客はいないようだった。
その個室は喫茶店にしては珍しく、ボックス席なのだが、引戸によって完全な個室になるのだった。
タクヤは近藤から、今度はどのような快楽を与えられるのか期待し、すぐに妄想で股間のものは固くなっていた。
しばらく珈琲を飲んでいると、軽いノックのあと、見たことのない女性が室内に入って来た。
どうやら部屋を間違えたらしい。
タクヤはそう伝えようとしたところ、彼女はためらわずにタクヤの向かいの席にすとんと腰掛けた。
「あっ、どうも、あなたタクヤ君だよね?」
タクヤは突然のことに固まりつつ、軽くうなづくと、
「あっ、ワタシ、ミサキ。美しいに花が咲くって書いて、美咲って言うの。近藤から聞いて、あなたに会いに来たの」
そう言いながら、足を組んだ美咲は、タクヤに微笑んだ。
美咲は、綺麗でスッキリとした顔立ちで、女優の米倉涼子に似ていた。
さらに、おそらく身長は170cm程度はあり、女性としては大柄な体付きをしている。
さらに体にピッタリと張り付くTシャツと、ほとんど脚が丸見えのハーフパンツでは、豊満な肉体が隠しきれていなかった。
そして、胸は大きく谷間が出来ており、美咲が少し動くだけで揺れ動いている。
また肌は日焼けなのか、日サロなのか健康的な小麦色の肌をしていた。
年齢は不明だが、第一印象のとおり米倉涼子と同じ年代と思われた。
あっさり目のメイクだが、肉厚の豊かな唇は、真っ赤なルージュで濡れ光っている。
「あ〜あ、いやらしい眼でワタシを見てる〜」
美咲は笑いながら、タクヤに胸を見せつけるように身を寄せて来た。
「い、いやっ、そんなことは…」
「ほれほれ〜」
美咲は、さらに体を動かして、大きな胸を揺れ動かせる。
タクヤが顔を真っ赤にして、照れていると美咲はニコリと微笑んで、
「可愛い〜。近藤から聞いていたとおりだ。ワタシの好きなタイプだよ。ほら、こっちにおいでよ」
美咲は自分の側の隣の席を叩いて、タクヤに隣に来るよう誘った。
すっかり主導権を奪われたタクヤは、言われるがままに、美咲の隣に座った。
「うんうん、それでよろしい」
美咲は満足げにうなづくと、初対面とは思えない距離感で、じっとタクヤの横顔を見つめた。
そして、また唐突にタクヤの腕に自分の腕を絡ませると、
「ねえ、ワタシのこと、どう思う?」
いきなりな質問に困っていると、
「ねえ、ワタシのこと、嫌いな感じ?」
「い、いや、嫌いということは…」
「じゃあ、どう思ってるの?」
なかば強引に誘導されたタクヤは苦し紛れに、
「いや、と、とても綺麗だと思いますよ?」
と答えると、美咲は嬉しそうに微笑むと、
「ワタシのこと、好き?」
「は、はあ。綺麗だと思います。好きだと思いますよ」
最高潮に顔を赤くしたタクヤが、なんとかそう言うと、美咲は「じゃあ、いいよね?」と呟き、タクヤの顔に寄ってくると、唇を重ねてきた。
「う…!!!!」
まさかの事態にタクヤが固まっていると、美咲はタクヤの唇を割って、舌を差し込んできた。
ああ、甘くて熱い。タクヤはボンヤリと考えながら、美咲の半ば強引とも言える舌の動きに、なすがまま自らの舌を絡めていった。
次第にお互いの遠慮は無くなり、本能のままに唇と舌を動かし、快楽をむさぼった。
それにしても、いつもの口づけとは異なり、美咲の舌はタクヤの口の中を巧みに刺激していく。まるで舌が一つの生き物のように蠢いている。
その舌はタクヤの口の中を蹂躙し、タクヤの舌を嬲っている。
まるで一つの性行為と言えるほどの快楽を掘り起こされ、タクヤの脳内は快感で焼けついていった。
コンコン
唐突にノックの音がして、マスターが扉を開けて入って来た。
抱き合う2人を見て、やや躊躇いを見せたものの、冷静にテーブルへ美咲の分の水が入ったグラスを置き、注文を聞いて来た。
さすがに、互いに距離をとった美咲だったが、すぐに立ち直ると、2人の唾液で濡れ光る顔を隠すこともなく、
「じゃあ、ワタシはカルピス!濃い〜やつがいいな〜。あっ、いつもどおり氷は抜いてね」
慣れた調子で注文すると、マスターはうなずいて、部屋を出ていった。
その去り際の顔には、何かを含んだような笑顔が張り付いていた。
「さあ、これでまた2人っきりになったね」
そう言うと、美咲は再びタクヤに抱きついて来た。
もう、訳がわからないタクヤだったが、すでに興奮してしまった心と体が本能的に動いてしまう。
また唇を重ねて唾液を交わらせていると、美咲はタクヤの股間を触ってきた。
すでに興奮して勃起してしまっているペニスを服の上からとはいえ、刺激されて呻き声を出してしまう。
その反応に気を良くした美咲は、さらにペニスを触り続ける。
次第に汗ばんできた2人は夢中で、お互いを求めた。
「もう、我慢できないよ〜。タクヤのアレ食べたい」
美咲はそう言うと、シートから腰を上げ、テーブルの下にしゃがみ込んで、タクヤの足元に跪いた。
そして、手際良くタクヤのパンツを下げると、タクヤのペニスをつかみ出した。
「これこれ、もう濡れてるじゃない〜」
美咲は笑顔のまま、躊躇いもなく先走り液で濡れ光るタクヤのペニスを口に収めた。
「う、ウゥッ…」
タクヤはその刺激に驚いた。
これまで何度も舐められたのことあるペニスだったが、はじめての快感だった。
「気持ち良い?」
美咲はペニスを手で握り、竿や亀頭、雁の部分などを舌で舐めているのだが、その舌が異常に長かった。
その長い舌で、竿を舌で巻きつけるように刺激したり、雁全体を一度に舐め回したり、器用に舌先を動かして弱い部分を責めてくる。
美咲はテーブルの下から、悪戯っぽい顔でタクヤに上目遣いの視線を送りつつ、舌でタクヤのペニスを弄ぶ。
美人でスタイル抜群の女性が、大きな胸をゆさゆさと揺らしながら、タクヤの足下で自分のペニスを舐めしゃぶっている。
ああっ、逝きそう…。
タクヤが呻き声を上げたときに、
コンコン
また、ノックの音がして、扉が開かれた。
いくら個室とはいえ、店内でフェラチオをしているところを見つかってしまった。
タクヤは慌てて隠そうとしたが、美咲はその口からペニスを外してくれない。
むしろ、さらに強く吸い付いてくる。
マスターは、それを目の当たりにしながら、冷静に持ってきたグラスをテーブルに置く。
「あっ、マスター。もう始めちゃった。ごめんね〜」
美咲は悪びれることなくそう言うと、そのままフェラチオを再開する。
「おやおや、早いですね。これは彼が気に入ったんですね。美咲さんは、気に入った男の子には手を出すのが早い早い」
「そうなの。今はこんな感じだから、またしばらくしてから来てね。あっ、言わなくっても来るか〜」
美咲はそう言うと、マスターがいることを気にもせずに、ジュポジュポと下品な音を立てて、舐めしゃぶり続ける。
「分かりましたよ。また後で…」
マスターはニヤリと笑うと、部屋を出ていった。
タクヤは気が動転して、射精のタイミングを逃していたが、マスターが出て行ったことで安心したのか、猛烈に逝きそうになった。
「ああっ、ダメだ。逝っちゃうよ」
タクヤが逃げるように腰を浮かせるが、もちろん美咲はそれを許さない。
「いいよ、ワタシの口の中に出しなよ。受けてあげるから」
そう言うと、美咲は口を大きく開けたまま、舌の上にペニスを乗せて、竿を扱き始めた。
すると、すぐにタクヤは大量の精液を噴き出した。
美咲はタクヤを見上げながら、全ての精液を口で受け止めた。
ああ、なんて可愛い人なんだろう、タクヤは胸の高鳴りを感じていた。
そして最後の一滴まで出し尽くしたあと、美咲は精液を口に含んだまま、立ち上がった。
そして、マスターが持って来たグラスの中に精液を移していく。
そのグラスは不思議なことに、空っぽだった。
まるで、初めからそのためにグラスを持って来たみたいに。
タクヤは射精した満足感と、この不思議な状況でボーッとしていると、美咲はタクヤの隣に座ると宣言した。


男性経験(体験談)の最初へ 男性経験(体験談) 5 男性経験(体験談) 7 男性経験(体験談)の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前