結婚式、からの…詩織の部屋で-2
直人が部屋を出るとすぐ、詩織はクローゼット引き出しの奥からあるものを取り出した。
それは、誕生日の時、有紗から冷やかしのプレゼントでもらったピンクローター………
もらった日の夜に少し試してみたのだが、恥ずかしい気持ちが先に立ち、快楽を感じることはなかった。
しかし、今の高ぶる気持ちを鎮めるのに、これ以上ぴったりなものはない……
詩織はベッドの上に三角座りの姿勢になると、スカートをめくり、パンティの上から敏感なところを刺激し始める。
ウィーン……ウィーン……
「………んっ………あっ………」
狭いワンルームの部屋に、無機質な機械音と詩織の嬌声が響き渡り、パンティには染みが広がる。
しかし、その程度の刺激で身体の高ぶりを鎮められるわけがない。
詩織は更なる刺激を求め、ロータをパンティの中へと忍び込ませと、直接割れ目にあてがう。
「………あっ!………やんっ!」
ロータのリズムに合わせて、詩織は艶かしい声をあげる。
ロータの快楽に身をゆだねるうちに、自然と空いている方の手がブラジャーの中へと伸び、既に固くなっている乳首を刺激する。
「んっ!……あんっ!……はぁ……」
真面目で清純な詩織の顔が、すっかりオンナの表情へと変わっている。
しかし、刺激を与えれば与えるほど、詩織の中で男のモノを求める気持ちが高ぶっていく……そこへ………
バタン!!
詩織にとって最悪のタイミングで、玄関のドアが開く。
「ごめん!スマホを忘れていっちゃった!」
玄関から直人の声がしたかと思うと、なんの断りもなく詩織のいる部屋へと入ってくる。
淫らな姿を隠す間もなく直人と対面した詩織は、火照った顔をさらに赤くする。