未完の恋-7-1
未完の恋-7
委員長は椅子から立ち上がる。
ウエストのサイドをいじって、
制服のスカートを床に落とす。
パンイチ姿の委員長。
ウエストが細くて、
足腰はシュッとしている。
他の子はモッサリしてるのに。
委員長は無駄のない、均整のとれたスタイルをしている。
委員長はショーツの両サイドに親指をかけ、
私の視線を釘付けにしてから、
見せ付けるように焦ったく下穿きを下げる。
裏返しになったクロッチから伸びていく粘液。
透明な膜を張って長く長く糸を引く。
言葉を失う。
委員長の秘所は完璧な無毛だった。
黒ずみどころか、毛穴一つ無い無垢。
で、ありながら、
小陰唇は密やかにハミ出し、淫猥に誘っていた。
神は細部に宿っていた。
「綺麗でしょ」
「あ…、あ…」
委員長は一糸纏わぬ姿になって立つ。
輝いていた。
アプロディーテー。
愛と美と性の女神。生殖と豊穣の女神。
私が見初めた少女は今、神に登り詰めた。
「めっ、女神さま…?」
私の開いた口から言葉が零れた。
「井戸さんは全部見ていいよ。
全部見て、もっと私を綺麗にしてほしい」
女神降誕を前にして、
無力の存在の私は跪き、
自慰行為をする指先を速くするしかなかった。