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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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家族旅行での出来事 3組の夫婦交換 1-4

それにしては少し時間がかかりすぎているような気もする。
新しい客が到着し、その対応に忙しいのかもしれない。
(バスタオルを巻いて部屋に戻って、持ってきた洋服に着替えようかしら。)

向かい側の山を見ながらふとそんなことを考えていた時、
屋上のドアが開いき、誰かが入ってきたようだった。

脱衣所に人のいる気配がする。
史恵だろうか。
だとすれば、直接、香澄に声をかけるだろう。
それとも、脱衣所の方に、着替えを持ってきてくれたのだろうか。
香澄は史恵が声をかけるのをしばらく待ったが、一向にその気配はなかった。

すると、脱衣所の方から一人の女性が歩いてくるのが目に止まった。
(あれ?さっき、車から降りた……。)
髪の毛の長い女性が胸元も股間も隠さずに露天風呂の方へ歩いて来る。

(えっ?誰?さっき来たお客さんが、史恵の言ってたお客さんだとすれば、
 この女性がそうなのかしら。
 でも、なんで女湯の方に行かずに、わざわざ屋上の露天風呂へ?
 そう言えば、ここって、女湯とも男湯とも書いてないから、
 きっと混浴?
 えっ?それがわかっていて、ここに来たってこと?
 でも、なんで一人なんだろう。
 史恵は、夫婦だって言ってたし……。)

洗い場まで来ると、女性は下を向いたまま、湯を身体にかけ始めた。
香澄のいる湯船の方から顔は見えない。

(でも、わたしたち夫婦が入っているっていうことをわかってて、
 ここに来たってことは、きっとそういうことなんだろうけれど……。)

ようやく女性が身体を洗い終え、湯船の方へ歩いてきた。
こちらを向けば顔が見えそうだが、女性は相変わらず下を向いたままだった。

「おい。香澄。彼女が誰だかわかったのかい?」
雅和が近づいてきて、耳元で囁いた。
香澄は首を振る。
「わからないわ。もし、知っている人だとしても、
 20年経てば顔も雰囲気も変わるでしょ。
 お風呂場で会って、身体を見たって、わかるはずない……?」

その時、香澄はその女性が誰であるのか、急に思い当たった。
顔を見てもわからないかもしれないのに、
身体を見てもわかるはずがないと言おうと思った瞬間、
香澄の脳裏にある光景が浮かんだのだ。

(綾乃?まさか……ううん。あれは……綾乃だわ。)
間違いなかった。
そうだった。
顔を見てもわからない相手でも、身体を見ればわかるような女性が、
香澄には二人いた。
一人は史恵だった。
そしてもう一人が綾乃だ。

あの日……。
高校時代の、あの日……。
数人の男子たちと、
あそこだけを見て誰かを当てるというイベントをやった。

全員が下の毛をすべて剃って、ツルツルになった股間を見て、
それが誰のモノかを当てるゲームのようなものだった。

最初こそ、男子が女子を、女子が男子を当てようとしていたが、
最後には男女関係なく、ツルツルになった股間を舐め合い、触り合い、
正にくんずほぐれつ状態になり、
互いの生まれたままの姿となった身体を貪り合ったのだった。


間違いなかった。
顔や体型は変わっていても、その乳房や乳首には見覚えがあった。
歩くときに垣間見える股間の割れ目の膨らみ具合や、へその形。
ツルツルにする前の陰毛の生え方の特徴にも見覚えがあった。

香澄はその場に立ち上がり、その女性の方を見た。
女性も、気配を感じたのか、顔を上げ、香澄の身体を正面から見た。
「……。」
「……。」
二人はどちらからともなく近寄り、そして抱き合った。
「綾乃……。」
「香澄……。」

「まさか綾乃だったなんて……。わたし、全く想像していなかったわ。」
「そうよね。わたしも、まさかって思ったわ。」
「でも、史恵が教えたんでしょ?
 史恵はわたしには教えてくれなかったわ。お客様との約束だからって。」
「そうね。驚かせたかったみたい。あの人……。」

雅和が身体を摺り寄せながら耳元で囁いた。
「ちゃんと紹介してくれよ。香澄。」
香澄の腰のあたりに硬いものが触れる。
間違いなく夫の股間だ。
既にはち切れんばかりに硬く勃起している。
綾乃が現れたことにいち早く気づき、
ゆっくりと近づいてきた時から、香澄と抱き合っている間も、
その身体の隅々までを鑑賞していたのだろう。

もちろん、綾乃も、そこにいるのが香澄の夫とわかっていて、
胸元も股間も隠すことなく、
むしろ自分の身体を誇示しながら歩いてきたのに違いなかった。

「えっ?あ、ええ。そ、そうね。
 こ、こちら、わたしの高校時代の親友、横田綾乃さん。」
綾乃は香澄に紹介されると、雅和の正面に立ち、ゆっくりとお辞儀した。

そのあまりにも丁寧なお辞儀は、
まるで雅和の股間に口を近づけていくような動きに、香澄からは見えた。
「初めまして。お会いしたかったわ。」
綾乃は頭を下げたままそう言うと、ゆっくりと顔を上げた。

「初めまして。香澄の夫の雅和です。生野雅和です。」
雅和も、自分の身体を見られることを少しも恥ずかしがる様子もなく、挨拶する。
そのあと、雅和は綾乃の身体を真正面からまじまじと見つめた。
(やだ、この人ったら、綾乃の身体をこんなにまじまじと見たりして。
 でも、綾乃も、少しも恥ずかしそうじゃないし、
 むしろ、うちの人に視線を楽しんでいるようにも見えるわ。
 そうね、そうよね。史恵から知らされて、きっと、そのつもりで来たんだもの。)


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