母の想い、娘の思いやり-3
再び近づく卑猥な割れ目。優希がさっきから弄る、自身のその部分の指の動きも早くなった。舌を出した優希はゾクゾクしながらそれを迎えた。
ヌチャ…
「あっ…」
粘着した液を介した粘膜が密着する音を、優花の吐息が打ち消した。
しかし、それに続く、娘が奏でる卑猥な音は、喘ぎ声をあげる優花の耳にもはっきりと届いた。
ジュル…ズズッ…
優希は優花の娘だった。優花が望むことが手に取るようにわかった。卑猥な部位に密着させる唇に少し隙間を設け、吸い込む空気の流れで柔肉を震わせ、わざと啜る音を大きくした。
「ああああ、優希が…優希が…、ああああ」
優花の脳裏に、優希と過ごしてきた日々が走馬灯のように流れてきた。しかし、楽しかったその思い出は途中で途切れてしまった。
「あんっ、あんっ、あんっ」
その悲しみを誤魔化すために、新しい家族に思いを寄せ、必要以上に、その家族を喜ばせようと頑張った。
「ああっ、そ、そこも、いい、あっ、あっ、ああん」
しかし、ふとしたときに、優希に対する罪悪感と、その優希に会えない寂しさに打ちのめされることがあった。それは全ては全部自分が招いたことだった。
「指で、指で、ああん、に、2本容れて、ああん、そう、あっ、あっ、そうよ、奥まで容れて、そう、そこ擦って、ああん、ああん」
目頭が熱くなった。優希と離れて暮らしてから、こんな日が来るとは思わなかった。
「ああん、優希、優希、気持ちいい、あっ、あっ、優希、優希ちゃん、気持ちいいよぉ」
娘が与えてくれる快感を受け、優花の溢れた涙が止まらなかった。
絶頂を迎えた後も、しばらく優花のすすり泣きは止まなかった。優希は文句も言わずに、優しく愛撫を続けた。
(でも、早くしてくれないと、ゴックンしちゃいそう…)
優希の口には、清史郎の精液と優花の愛液が溜まっていた。
「ごめんね…」
優希から股間を離した優花は、照れ笑いを浮かべながら謝った。
口をぴったりと閉じた優希は、微笑みながら首を左右に振った。
「お詫びの記しに、全部飲んでいいよ」
優希はさらに激しく首を振った。
「そっか。こんなお母さんとキスしてくれるのね…」
優希はコクコクと頷いた。
「嬉しい…。ううっ、うううっ」
感無量になった優花は手で顔を被い、再び嗚咽を洩らし始めた。
「んーん!んんんんんんんー!(おーい!早くしてくれー!)」
優希はとりあえず、足を開いて割れ目の中に指を沈めた。