娘の音-2
尿で汚れた優希の割れ目を想像した大輔は、さっきの音を思い返しながら、激しく扱き始めた。
「うっ、くううぅ…」
女日照りの高ぶった肉棒は、直ぐに快感の迸りを放った。
こうして、異常な興奮に伴う快感が脳に刷り込まれた大輔は、禁断の嗜好を覚えてしまったのだ。
それ以降、優希がトイレに行くときは、足音を忍ばせてトイレに近づき、娘の放尿の音を楽しむようになった。
シャーッ!
音は大きいほどよかった。初めは、浴室で聞いていたが、より大きな音と臨場感を楽しむために、トイレの扉に直接耳を付けて聞くようになった。
シャーッ!
音は長く続くほどよかった。健康のためと言って、優希にやたらと水分を摂ることを勧めるようにもなった。
『ふう…』
放尿後の優希のため息を聞き、トイレットペーパーを巻く音がすれば、素早く扉の前から離れるタイミングだ。しばらくはそれを守っていたが、その内、巻き取ったペーパーを割れ目に充てる気配も楽しむようになっていた。
しかし、そんな父親の気配に、優希が気づかないはずはなかった。
(なに?誰か居る…。お父さん?)
一度気になると、神経が扉の外に集中する。毎回のようにその気配を感じた優希は、ついにそれを確かめるための行動を取った。トイレに入ると、便器に座らず閉めた扉に耳を付けて外の様子を伺ったのだ。
ミシ…
扉を伝って、微かに廊下が軋む音が聞こえてきた。
(やっぱり…)
父親の異常な行動を確信した優希は迷わなかった。勇気を振り絞ってトイレの扉を押し開けた。
「えい!」
「うわっ!」
尻餅をついた大輔が慌てて見上げると、睨む優希が見下ろしていた。
「なにしてるのよ!」
「ち、違うんだ!」
「『違う』ってなによ!なにが違うのよ!」
「そ、それは…」
娘の放尿の音を聞く。そんなことを答えられるはずはなかった。
業を煮やした優希が核心を突いた。
「あたしがおしっこする音を聞いてたんでしょ!それもずいぶん前から!」
「す、すまん」
優希の勢いに思わず認めてしまった大輔は、続く罵声の言葉を覚悟して項垂れた。しかし…
「おしっこの音を聞くだけでいいの?」
頭の上から聞こえてきたのは、予想に反して優しい声だった。
「えっ?」
間の抜けた顔で娘を見上げた。
「だぁかぁらぁ、おしっこするところは見たくないのって聞いてるのよ」
「な、なんだって?」
どう答えれば正解かわからなかった。そんな不甲斐ない父親の代わりに娘が答えた。
「じゃあ、あたしが見てもいいって言ったら、見てくれる?」
「えっ?見てもいいのか?」
悪戯っぽく微笑む優希の顔からその部分、目の前の短パンの股間に視線を下げた。