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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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拭いきれぬ幻想-1



「あ"も"ッッ…!!??」


娘の名前を叫んだはずなのに、口から出てきたのは不明瞭な呻き声……雪絵は言葉すらも奪われていたのに気づかされた……。

それにしても身体が苦しい。
視線を我が身に向ければ麻縄がグルグルと巻きつき、腕も脚も微動だにしないそれは、胡座縛りという名の緊縛である。

後手に縛った余り縄を乳房の上下に廻し、二の腕と胴体、そして両の乳房の間に閂縛りを施して上半身を固める。
下半身はと言えば、足首に麻縄を結えた上で胡座をかかせて座らせ、それぞれ脹脛と太腿に縄を巡らせて胡座を強制的に維持させた後、足首の余り縄を首に廻して背中を丸めさせて緊縛する。
動かせる部位と言えば手足の指か首くらいのもので、胡座によって股間は開いたままなので実用性も充分である。

金属製のリングを口に噛ませるホールギャグと相まって、今の雪絵は単なる置物に近く、あの獣共の足元に背中を丸めて蹲る愛娘にすら駆け寄れない有様。
その愛娘の手首には黒光りする枷が嵌められ、細い首にはリードを繋いだ真っ赤な首輪まで付けられていた。


『愛ちゃんのママって凄い≠ヒえ〜?「ママ、あんなの私、初めて観ちゃったよ」って声かけてみなよ』

「ッッッッ!?」


別室に監禁されていた愛が、さっきまでの自分の姿を見ていた……あのカメラが動画記録と中継を兼ねていたなど知る由もなかった雪絵は愕然として固まり、そして深く心を傷つけられたであろう愛を、恐る恐る見た……。


「ひぐッ…ヒック…ママッ…な、なんで…ッ!?」

「ッ〜〜〜〜!」


愛は母親である自分の元に駆け寄ろうともしない。
まるで助けを求めても仕方がない相手だとでも言いたげである。

きっと……いや、間違いなく川上雪絵という女は淫乱で、色欲に狂っている人物なのだと吹き込んだのだ……しかし、それは事実だったのである。


………時は少し戻り……。


愛があの別室で意識を取り戻した時、既に両手は前手に枷を嵌められており、首輪にリードが繋がれた状態であった。
元・痴漢師の三人はストッキングをまだ被ってはおらず、やたらと派手な伊達眼鏡を掛けるだけに止めていた。


『おはよう愛ちゃん。さっきはビックリさせちゃってゴメンねえ?』

「だッ誰…ッ!?キャアッ!い、イヤあッ…!?」

『そんな怖がらないでよ愛ちゃん?おじさん達は雪絵ママの知り合いなんだから』


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