野犬狩り-1
半年後――。
「……ねえ、アレ！ 祥子先生じゃない？」
友人に肩を叩かれて振り返ったセーラー服美少女が、その指差す先、電気屋の店頭に並べられたいくつものテレビを見て、「本当だ！」と目を丸くします。
大小の液晶画面のそれぞれの中で、細いうなじに紅革の首輪を巻いた裸美女が、恍惚に蕩けたベビーフェイスをカメラに向け、四つん這いになった白い身体をしきりに前後に揺すりながら、たわわなオッパイをたっぷんたっぷん揺らしています。
半年前まで蓬津県立比良坂学園一年Ｂ組の副担任だった、桜木祥子先生です。
野犬狩りに遭い、学園の先生や生徒たちに輪姦され、立派な牝畜になった美人女教師は、あのあと粗大生ゴミとして保健所に引き取られました。
その後、どこでなにをしていたのかは分かりませんが、どうやらローカル牝畜タレントとして再出発していたようです。
『こ、このワンちゃんは、すごい……ですぅっ！ 熱くて硬い犬チンポが、奥に、奥に、ああ、ああっ！』
口枷を嵌められたグレートデンに細いウエストをガッチリと抱え込まれ、滴る涎を艶やかな髪に受けて、うっとりと目を細める裸の祥子先生。
たくさんの人に殴られて見るも無惨になっていた可愛いお顔は、手術で整復されたのかすっかり元通りです。猛々しい獣の淫棒で膣穴をぐっちゅぐっちゅと激しく犯されているためか、柔らかな頬は恍惚に輝き、黒目がちの瞳は艶めかしく濡れて、わななく紅い唇がとてもとてもエッチです。
『なにがいいの、祥子ちゃん？ ちゃんとレポートして！』
スタジオから、嘲笑を含んだ意地悪な声。
『ち、チンポが……チンポが……ああ、ああ、すごい、しゅごぃいいっ！ 頭の奥まで、ズンズン、来るぅうっ！』
健気に応えようとした裸美女は、いきなり強まった突き込みにビクビクッと反り返り、涙と涎を垂らしながら悩ましい声を張り上げます。
細腕をピーンと突っ張り、紅革の首輪が巻きついた細い喉を反らせて、スイカほどもある巨乳をゆっさゆっさ。長い髪を振り乱し、犬の太い足に抱え込まれたたおやかなウエストをくねらせて、
『き、気持ち……いぃい……はあ、ああ、ああ、ああっ！ き、気持ちよすぎて……バカに、にゃ、りゅぅううっ！』
舌っ足らずな甘え声でいやらしく絶叫。
『なに言ってんの祥子ちゃん、元々チンポ狂いのバカ犬じゃない』
『は、はひぃいっ！ そ、そうれしゅ、そうれしゅぅうっ！ 祥子は、祥子は……ひぃ、ああぁあ、ひぃい、ぁあああっ！ チンポ、しゅき、しゅきしゅき……犬チンポ、らい、しゅきぃいいっ！』
いくつものテレビ画面に大写しにされる、元美人女教師の蕩けきった淫ら顔。
その、なにもかも忘れきったような幸せそうな笑みに、女の子たちは細い眉を歪めて憤ります。
「こんな気持ち悪い変態が、なに喰わぬ顔で毎日毎日学園に来て、私たちの前に副担任として立っていただなんて――信じられないッ！ 許せないッ！」
「ホントよね！ 変態女なんて、牝畜として再利用せず、捕え次第屠殺すべきだわ！」
そんな少女たちの背後に、青い作業服を着たオジサンたちが、足音を忍ばせてソロリソロリと近づきます。手に手に警棒を携え、あるいはロープを、あるいはスタンガンを準備して――。
「――ひっ!? きゃ、きゃぁああっ！」
明るい陽射しが降り注ぐ真っ昼間の街中に、絹裂く悲鳴が響き渡りました。