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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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狙われた母娘-4


(大丈夫……よね…?)


雪絵は娘の愛に電話を掛けた。
無事に帰宅したと分かればそれでいい。
……だが、何度着信音を鳴らしても愛は電話に出ない。


『次は○○〜。降り口は……』

「ッ…!」

雪絵は急いで電車から降り、駆け足で改札口を抜けてタクシーに乗った。
何とも言えない嫌な気分に胸が押し潰されそうになり、額や腋に不快な汗がジワリと滲んでくるのがわかった。


『着きましたよ、お客さん』


自宅の前まで来て、そして灯りがカーテンの隙間から漏れているのを見た雪絵は大きく息を吐いた。

二階の愛の部屋には灯りが点いている。
そしてリビングにも。

考え過ぎの不安感に勝手に焦っていた自分が可笑しくなった雪絵はタクシーから降り、何の疑いもなく玄関のドアを開けた……。


「愛、ただいま」


明るい玄関に響く声に、愛は応えない。
きっとまた宿題に託けてお気に入りの動画を観ているに違いない。
雪絵は階段の下に行き、二階に向かって声を掛けた。


「愛?聞こえ……キャアッ…!?」


居るはずのない人影が視界に現れたと思った刹那、雪絵の目の前は真っ白なタオルに覆われ、そして直後に鼻を衝く異臭に意識がグラリと揺らいだ。


『この手を押さえろ!タオルが外れちまう』

「ぷはあッ!誰かッ…むぷうぅ!?」

『オチるまで離すな!もっと体重掛けてやれ!』

『しぶとい女だ。もっと息吸えッ!とっととオチろ』


フローリングの床に大の字に押し倒された雪絵に、六人もの獣共が襲い掛かる。
二人掛かりで顔面を押さえつけて薬品の吸引から逃れられなくし、手足を押さえながら胸や股間に触り、呼吸を伴う悲鳴をあげさせようとする。


(こッ…このままじゃ…ッ…あ、愛……ッ)


こんな男共に自宅が占拠されたという事は、娘の愛も今の自分と同じ目に……。
懸命に呼吸を止めて雪絵はこの襲撃を振り払わんと抗うが、それが永遠に続けられるものではないのは自明の理……。


『……オチたか?』

『もうちょい様子をみろ。タヌキ寝入り≠ゥもしんねえ』

『ヒヒッ!何万本ものチンポを手玉にしてきたエロタヌキだからなあ?ここで化かされるワケにゃいかねぇよなあ』


程なくして田中が姿を現した。
二枚の毛布と麻縄の束を鈴木達に手渡し、母娘はグルグルの簀巻きにされて運び出された。


『間違いねえ。コイツは川上ゆきえ≠セ』


ハンドバッグを漁り保険証を見つけた鈴木は、本人であると確認した。
名前も同じ。
生年月日も同じ。
左の目の下と頬にあるホクロの位置も同じ。
これ以上の証拠は他にないだろう。

定員オーバーの箱バンが街を駆け抜けていく。
一時停止も制限速度も守って走る箱バンは巡回中のパトカーにも停められず、順調に我らが巣窟へと進む。


『もう一台箱バンあった方がいいかもな』

『そうだな。コイツで稼いだ金で買っちまうかあ?』


簀巻きにされて足元に転がされている雪絵を踏みながら鈴木は笑った。

空手家・奥村かずさなど一笑に伏すくらい、川上ゆきえのネームバリューは絶大だ。
多少は値上げしてもお客様は購入するだろうし、中学生の美少女モノならば金に糸目をつけぬ変態は幾らでもいる………。


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