ケンジの人生-2
足をすすめるうちにそれは友梨奈の声であることがわかった。しかも「あ……あ……んっ」という、明らかに性交の時に出す嬌声であることがわかった。
目の前がぐらりと歪み、手足は冷たくなり、全身がガタガタと震えだした。
まさかわずか数ヶ月で、別な男と付き合いだし、昼から性交をしているというのだろうか。
吐き気をこらえ、崩れ落ちそうになりながら、隙間から部屋の中を覗き込んだ。
そこでは、全裸の友梨奈が四つん這いになり、豊かな胸を激しく揺らしながら快感の声を上げていた。
相手は父のタケシだった。
すぐ隣には、近所に住む美幸がいた。
ピンクのキャミソールを着て下半身は裸であり、腹が大きく膨らんで乳首も乳輪も黒くなっていた。もうすぐ臨月なのが明らかであった。
美幸はタケシの頭を抱え、舌を伸ばしてキスをしていた。
妊婦だと言うのに股間には大きなバイブレーターがうなりをあげており、快感に耐えかねたようにうめき声を上げながらタケシと舌を絡ませていた。
ああ、これは夢だ。友梨奈のことを考えてばかりいるからこんな馬鹿げた夢を見ているんだ。
ケンジはそう思い込もうとした。しかし間違いなくそれは現実だった。
「お義父さん、すごい、気持ちいい……出して、奥に出して。」
友梨奈は尻を振りながらタケシに射精を懇願していた。
タケシは友梨奈を仰向けにすると、グチャグチャと舌を絡め合いながら、激しく腰を振った。
「……ああ、気持ちいい……・友梨奈さん、出すよ」
友梨奈はタケシの身体に抱きつき、足を巻きつけて下からも腰を振り、タケシの射精を促した。
ケンジは現実感のなさに呆然とし、涙を流しながら暫くそこに立ち尽くしていた。
部屋の中が静かになったのに気づき、絶望とともに再び中を覗き込むと、股間からドロドロと大量の精液を流す友梨奈がタケシに抱かれながら、舌を絡めあっていた。
美幸は友梨奈の股間の間に跪き、タケシの精液を友梨奈の性器から吸い取っては飲んでいるようであった。
「タケシさんこんなにたくさん出して。友梨奈さんのオマンコが気持ちいいから?嫉妬しちゃう」
「美幸さんも出産したら、またたくさんしようね。美幸さんのオマンコも気持ちよくて素敵だよ」
そして快感に身を震わせる友梨奈を優しくなでながら尋ねた。
「赤ちゃんは順調かい?」
「はい、お医者さんがそう言ってました。お義父さんに妊娠させていただいて嬉しいです。」
「何人でも産んで良いんだよ。ずっとここに住んで良いんだからね。美幸さんもだよ。いつでもオマンコしに来て良いんだからね。。」
友梨奈は嬉しそうにタケシに抱きついた。美幸は精液を吸うだけでなく、友梨奈の性器も巧みに刺激しているようで、やがて友梨奈は、タケシを舌を絡めながら、快感のうめき声をあげ始めた。