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検事 桐生美鈴
【母子相姦 官能小説】

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母親の動揺-1

美鈴は、書類から視線を時計に向ける。もう、定時近くの時刻だった。部下達に、定時で上がる様に伝える。今日も早く帰宅出来そうだ。

【夕食用に何か買って帰ろう。】
【後で猛に夕食が有るとメッセージを送ろう。】


美鈴は、自宅に向かうエレベーターの中で昨晩の事を思い出していた。顔が熱くなってくる。

【真っ赤になっているんだろうな。】

と赤面を自覚した。そして、

【あの人との強烈なセックスみたいだった。】

と亡き夫の、いやそれを上回る快感だったと思い返す。

【年齢も関係しているかも。】
【それに、ここ最近誰とも性交渉して無かった。】

と自分の状態を省みる。

【猛を見て、冷静に振る舞えるかしら?】
【頭に、猛の大きな性器が浮かんで消えない!】

と不安になってくる。

【最後の機会を猛に与えたのは失敗だったわ!】
【途中から訳が分からない位乱れた!】
【最初の時以上の痴態を晒した気がする。】
【あの快感を忘れたくても忘れられない!】

と後悔する。しかし、

【猛に明言した!】
【もう、関係しないと!!】

と決意する。エレベーターを降りて自宅に近づくにつれ、胸の鼓動が早くなる。玄関のドアを開け、中に入ると猛の靴が無い。ホッとして奥に向かう。

買ってきたテイクアウトの中華を台所に置く。この前とは違う料理にした。自分の寝室で部屋着に着替える。そして、

【最近、走って無い。】
【ルームランナーで、少し汗を流そう。】

とルームランナーが置いてある居間に行く。休憩を挟みながらルームランナーで走る。体が結構汗ばみ、程よい疲れが出てきた時猛が帰ってきた。

『ただいま!』
『テイクアウト、何?』

と猛が美鈴に声を掛けて来る。美鈴は、ルームランナーを停止すると

『お帰り。』
『中華だけど、この前とはメニュー変えたわ。』
『すぐ、食べる?』

と返した。猛は、

『うん。』
『母さんも食べるでしょ?』

と聞くので美鈴は、

『ええ、シャワー浴びてくるわ。』
『ちょっと、待ってて。』

と返し、ルームランナーを降りる。猛が、

『準備しとくよ。』

と言う。美鈴は、

『ありがとう。』

と話しながら、浴室に向った。

【猛と普通に話しただけなのに、ドキドキした。】
【でも、前みたいに普通の感じだわ。】
【良かった、この調子だわ。】

と美鈴は安堵した。手早くシャワーを浴び、別の部屋着に着替え、髪を乾かす為バスタオルを頭に巻いて台所に向かう。美鈴を見て、

『温めて置いたよ。』
『食べよう、母さん。』

と猛が言う。テーブルの上にテイクアウトの中華が容器に移し替えられ、湯気を立てている。美鈴は、笑顔で

『ありがとう。』

と言い、椅子に座る。2人は、関係などして無かったかの様に親子の会話をしながら食事をした。猛が小さい頃から、美鈴と食事の時は学校の事などを積極的に話してくる。

それは美鈴が忙しく、食事を親子で取る事が少ない為猛の美鈴とのコミニュケーションだった。美鈴はそんな猛を見て済まないと、いつも思うのだった。

食後に、2人で洗い物して片付けを済ませると猛は自分の部屋に戻る。美鈴は、

【大丈夫、いつもの猛だわ。】
【この前みたいに関係を求める事もして来ない。】
【いつもの私達に戻った!】

と安心した。冷蔵庫からビールを取り出し、飲み始める。ルームランナーで汗をかいたせいかいつもより美味しい。テレビを点け、何とは無しに見ていると猛が電話で話しながら浴室の方に向かう。

『琢磨…』
『放課後…』

とか話している。美鈴は、

【琢磨君と明日の放課後に何処か行くのかしら?】

と思いながら2本目のビールを飲み干した。冷蔵庫に行き、3本目のビールを取ろうとして止める。

【飲み過ぎよ。】 
【それに、ルームランナーで走った意味が無くなるわ。】

と苦笑いする。そして、寝室に置いてある裁判の書類を持って来ようと廊下を進むと浴室の方から話し声が聞こえて来る。

【まだ、話してるわ。】

と美鈴は微笑み近づくと、浴室の前の猛に目が釘付けになる。


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