夜の狂宴の前に 香澄の性春 その6-5
5分後、香澄たちは再び四つん這いで、男たちに尻を向けていた。
「これ、キツそうだなあ。」
「ああ。見た目だけじゃわからんが、ここから出てくるやつは、細そうだな。」
「おい、アナルで……いや、ケツの穴でするやつもいるんだろ?
入るのか?こんなにキツそうなのに。」
「でも、手首や腕まで入れちゃうやつだっているらしいぜ。」
「腕まで?ほんとかよ。そんなの、気持ちいいのかねえ。」
「マ、人それぞれだろ。」
「この3つのケツの穴のどれかが、いずれそうなるってことは?」
「可能性はあるかもな。
なにしろ3人とも、まだ、女子高生だって言うのに、このスケベさだ。」
「確かに。四つん這いでケツの穴、見せて、オマ◯コ濡らしてるんだもんな。」
「おい、悠司。お前ならどのケツ穴にぶちこみたい?」
「オレは……コレ、だな。」
「へ〜。雅也は?」
「オレは……。こっちのケツ穴だな。」
「なるほどな。人それぞれ、って訳だ。で、達也は?」
「そうだなぁ。決めがたいよなあ。」
「なんだよ、雰囲気、壊すなよ。」
「でも、オレって、お尻はあんまり関係ないって言うか。。。」
「なんだ、違う場所にこだわるタイプかよ。で?どこなんだよ。」
「ゴメン。圧倒的にオッパイ、なんだ。」
女3人は男たちの話題が変わるたびに、布団にうずもれた顔を真っ赤にしながら、
自分のその部分が一体どんなだったかを必死に思い出していた。
「なんだ、ケツマンコが話題の中心なのに、オッパイかよ。」
「あ、でも、ぼくもけっこう、そっちです。」
「おいおい、匠。香澄のアイデアで、3人のケツマンコを見比べてるのに、
よりによってお前までもがオッパイかよ。」
「あ、でも、大前提は香澄です。
ただ、史恵さんみたいに柔らかいオッパイは、
その……。つまり……。母親のそれを思い出すって言うか。。。」
「なんだよ、匠は母親とでも抱き合うタイプかよ?」
「えっ?マザコン?」
「いえ。マザコンって言うことではないんですけど。
単純に、柔らかいオッパイに抱かれていると、
それだけでホッとするというか、安心するというか……。」
「じゃあ、なんで史恵じゃなくて香澄なんだよ?」
「そうだよ。だったら史恵を選べばいいじゃないか。」
「いや、それとこれとは……。」
「なんだよ、違うって言うのかよ?」
「そうだよ。史恵と付き合えば、いつも、その安心感に浸っていられるじゃないか。」
「いや、その、なんていうのかなあ。
香澄、さんとは、緊張感があるっていうか……。
そこがいいんです。」
「なるほどな。安心感と緊張感。
うん、オレには匠の言いたいことがよくわかる。」
「なんだよ、お前ばっかりいい子になるなよ。」
「メリハリってことだよ。
男女間にも、適度な緊張感と、適度な安心感が必要ってことさ。」
「史恵が安心感で、香澄が緊張感、か。
でも、それって贅沢じゃねえのか?
オレなんか、ここに来なきゃ絶望感の連続だぜ?」
「だったら、ここに来て安心感だけじゃ物足りなくなるだろ?」
「飴と鞭、か?」
「う〜ん。どっちが雨でどっちが無知とも言えないけれど、まあそんなところかな。」
「同じものばっかり食ってたら飽きるって言うことさ。
それがたとえステーキでもな。」
「オレ、ステーキだったら毎日でも食えるけどなあ。」
「財布が続かねえだろ?それじゃ。」
達也が何気なく目をやると、綾乃のお尻が何かを訴えかけるように揺れている。
「おいおい。そろそろ綾乃が……。」
「わかってるんだったら、いい加減にしてくれる?」
しびれを切らした綾乃がとうとう一言モノ申した。
「はい、すみません。」
思わず首をすくめた達也は男たちを見ながら言った。
「これって?」
「緊迫感?」
「切迫感かな。」
「危機感よ。もうやめる?」
綾乃の言葉に男たちは、再び3人の品評会に戻った。
誰もがこれは綾乃の嫉妬だなと思いつつ。
「じゃあ、お尻の穴の皺の数でも数えますか。」
達也がそう言うと、今度は意外なことに香澄が異を唱えた。
「あの〜。それって要りますか?誰が何本で、誰が何本って、意味がないような……。」
「そ、そうだよ、ね。数えるまでは必要ないよね。」
「うん。じゃあ、見た感じでいこうぜ。」
「ああ。だとすると……。これが圧倒的でしょ。」
「確かに。締まりもよさそうだし。一番キッツい感じだね。」
「それに比べると、こっちは指くらいだったら簡単に入りそうだもの。」
「いや、案外、中の方はキツイかもしれないぜ。」
「そっか。見た目だけじゃわからないこともあるってことだよね。」
「どうする?」
「聞いてみるか。」
「指、入れてみるって言うこと?」
「あ、綾乃。聞いてたのかよ。」
「聞こえるにきまってるでしょ。こんなに近くにいるんだから。」
「で、どうかな。入れてみて、どれが一番キツイかって……。」
「でも、それって調べて、なんか意味、あるの?」
「も、もちろん、さ。」
「えっ?匠?」
「アナルセックス……。あ、つまり、ケツの穴にぶち込むやつ。
いつかしてみたいなって思ってて……。
そしたら、キツキツがいいのか、ユルユルがいいのか、よくはわからないんだけど。」
「お前、そんな趣味、あったのかよ?」
「意外だなあ。たく……。お前が……。」
(ヤダ、匠君ったら。アナルセックス、したいと思ってたんだ。
どうしよう。わたし、そんなこと、全く考えていなかったわ。
でも、もしも匠君が本当にそれを求めてきたら……。
断ったりしたら、嫌われちゃう?
でも……。お尻の穴に、あんなに太いものが……。)
「いいんじゃない?調べてもらおうよ。」
そう言ったのは史恵だった。
「そういうのが好きな男って確かにいるもの。」