夜の狂宴の前に 香澄の性春 その6-4
「だから……。一人で何発か叩かないとわからないんじゃないかなって思って。」
「一人で何発か?どういうこと?」
「そういうこと。一人何発ずつか叩いてもらって、
比べてもらおうっていうこと……。」
「香澄、ひょっとして一人1発じゃ物足りないとか?」
「まさか。そうなの?香澄。」
「う〜ん。正直、わたしもわからないんだけど……。
どうせだったら、ちゃんとわかるまで叩いてもらった方がいいかなって思って。」
「ちゃんとわかるって、何をよ。」
「だから……。その……。さっき言っていた、ケツの張り具合や、硬さや……。」
「そんなの、ちゃんとわかったところであんまり意味、ないんじゃない?」
「そうかなあ。どうせだったらちゃんとしてもらいたいんだけど……。」
「いいじゃないか。香澄がそう言ってるんだから。」
「ちょっと、達也。
あなたが叩かれるわけじゃないからあなたはそれでいいかもしれないけど。
叩かれるのはわたしたちなのよ?」
「じゃあ、1発って決めないで、そのときに相談するってことでいいんじゃない?」
「相談ねえ……。
いいわ。わたしは1発で十分だけど、香澄は好きにすればいいわ。」
「ありがとう。じゃ、わたしからでいい?」
「香澄から?香澄から叩いてもらうの?」
「ええ。ほら、力の入れ具合とか、男の人たちも練習って言うか……。
だから、わたしから……。」
香澄はそう言うと、布団に顔を押し付けるようにして、お尻を高く突き出した。
「いいわよ。誰からでも。」
いざ、叩くとなると、そう香澄に促されても、男たちは誰も手を出そうとしない。
叩く、という行為は、叩く側にも決心がいるものなのだ。
すると、周りの様子をうかがっていた匠が手を挙げた。
「じゃあ……。ボクから行かせてもらいます。」
匠はそう言って、香澄の後ろに立った。
「香澄。どうせだから、両手で叩かせてもらうよ。」
「うん。任せるわ。」
匠は香澄の尻に両手を当て、ユックリと撫ぜ始めた。
そして尻全体のボリュームを確認するようにした後、
尻から10pほど離れたところから叩いた。
「パシッ。」
小気味よい音が返ってくる。
「ぁっ。」
小さな悲鳴が聞こえたが、香澄はさらにお尻を突き出した。
「じゃあ、もう少し強くいくよ。」
匠はさっきの2倍ほどの距離まで手を挙げ、そこから両手を振り下ろしていく。
「バシンッ」
「あうッ。も、もっと……。」
「バシンッ、バシンッ。」
「ね、ねえ、もっと、割れ目の、近く……。」
「こっちの方かい?」
「そう、そのあたり。続けて。」
「バシンッ、バシンッ、バシッ、バシッ。」
「あ、ハウッ。ね、ねえ。今度は、割れ目も、割れ目も、叩いて。」
史恵たちが唖然として見守る中、匠は香澄の要求に応じ続けた。
香澄は、割れ目をさんざん叩かせた後、アナルを直接叩くところまで要求し、
さらには身体の向きを変え、匠を正面から見つめた後、大きく股を開いた。
「ねえ。もう、もう、匠君の好きにして。」
自分の乳房を揉み上げる香澄の目は涙に溢れ、そして妖しい光に溢れていた。
匠はその目に吸い寄せられるようにして、香澄の身体中を平手で叩き始めた。
バシッバシッっという乾いた音と、
粘りつくような香澄の喘ぎ声が部屋中に響き続ける中、
綾乃と史恵は、男たちの身体に縋り、
それぞれが4本の手と2つの口での濃厚な愛撫を受けながら、
2本のペニスを交互に咥え続けた。
香澄が全身を震わせるようにして絶頂を迎えても、匠は手を休めずに、
香澄の身体を叩き続けた。
「おい、匠。香澄は、もう限界だぞ。」
雅也がそう言って匠を羽交い絞めにするまで、
匠は我を忘れて香澄の身体を叩き続けたのだ。
身体中、紫色に変色するほどまでに叩かれ続けた香澄は、
それでも満足そうな顔を浮かべ、史恵の胸に抱かれていた。
史恵は香澄の髪を撫ぜながら、香澄に語り掛けた。
「あなたって、一度リミッターが外れると、どこまでも行っちゃうのね。」
「そうね。誰かがそばにいて、いつも見ていてあげないと、危ないくらいだわ。」
「ねえ、綾乃。高校、卒業しても、わたしたち3人、いつまでも一緒にいましょうね。」
「ええ。こうなったら運命共同体みたいなものだわ。
香澄をここまで淫乱にしたのも、わたしたちに責任があるだろうし……。」
すると、香澄がそっと目を開け、言った。
「ねえ、わたしって、そんなに淫乱かなあ。」
「あ、香澄。気が付いた?」
「うん。ごめんね。心配させちゃったみたいで。」
「心配なのは、これからのあなたでしょ。」
「う〜ん。でも、気持ち良かったよ。」
「こんなに叩かれて?」
「うん。途中から、もう、何が何だかわからなくなっちゃったけど、
それでももっと、もっと、って思っちゃったもの。」
屈託なく笑う香澄に綾乃が言った。
「だから、これからが心配なのよ。」
「わたしたち3人。いつまでも一緒にいるからね。」
「うん。ありがと。でもね……。」
「でも?でも、どうしたの?」
「今日は、まだ、続きがあるでしょ?」
「続き?」
「ほら、ア・ナ・ル。ケツの穴。」
「まだ、するの?」
「うん。もう大丈夫だよ。さ、また四つん這いかな?」
「か、香澄……。」