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悪い男
【ロリ 官能小説】

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悪い男-8

「真面目だなぁ、姉ちゃんは。上手くやれば良いのに」
からかうような言葉。自分を恥ずかしく思う。
「じゃあ、あなたは上手くやってるの。あなただってそんな器用なタイプには見えないけどな」
一瞬迷ったが、いっそ自慢っぽく言うことにした。
「それが実は鈴の母親と一回だけしちゃったんだ」
「嘘?何でそんなことになったの?」
本当の理由は口が裂けても言えるはずはない。理佳のことだから両親には口止めしてくれるだろうが、ショックを与えることになるし、幻滅、軽蔑の目を血の繋がった姉に向けられることは耐えがたい屈辱になる。
「酒の勢いと言うか、向こうも旦那と別れてから男いないみたいだったし、寂しかったのかな」
「ふーん。喬寿がそういうことするなんて、結構ショックかも。真面目な人間だとずっと思ってたから」
「一度だけだよ。それに浮気とか初めてだし」
何とか理佳の僕に対する落胆の度合いを低くしたくて捲し立てる。
「でも、何か新鮮。喬寿にもそういうところあるんだって。反抗期とかもなかったし、学校で悪さしたこともない優等生って感じだったじゃない。前からちょっとねじを弛めた方が良いとは思ってたんだ」
長年きつきつにねじを締めて生きてきた結果、一度弛めたら、小学生と淫らに遊び、その母親の体を奪ってしまった。自分でも恐ろしくなるのは、今姉の体を性的な目で捉えていることだった。
「それにこういう異性の話なんて一度もしたことないしさ。ちょっと想像しちゃった。子持ちの熟女と抱き合う弟の姿を…」
この年になって実の姉を欲望の対象として見ることになるとは全く想定していなかった。有り得ないことだったから、実際その兆候が僅かでも現れてしまうと一気に膨れ上がってしまう。理佳を抱いてみたい。多分この先理佳と二人きりで夜過ごすことなど早々ない。三人の子供を育てる理佳が、こうして外泊することは相当イレギュラーな状況だ。
もうこれがラストチャンスだ。だかここを我慢すれば家族として普通に付き合える安心した未来が守られる。
「どうしたの、ぼーっとしちゃって」
理佳が起き上がって、心配そうに近づく。パジャマのサイズが大きいのか、胸元に隙間が生まれて中が覗かれる。二つの乳房の断片が見え、ブラジャーを着けていないことが分かった。僕は理佳を抱きしめた。そのままベッドに上がって理佳の上に乗る。既に太くなったペニスが理佳のお腹に当たっている。
「何する気?正気なの?だめよ、姉弟なのよ」
「旦那以外の男がどんなものか教えてあげる。これで今までの人生が間違ってたとか思わなくなるよ。僕は秘密を守るし、弟だから疑われる心配もない。姉ちゃんの浮気相手としては一番安全だと思わないか」
僕は理佳に顔を近づけ、髪を触る。ゾクゾクと心臓が昂っていくのが分かる。理佳は怯えた目をしているが、体に硬直した感じはなく、むしろリラックスしている。
「良いね。このまま一人の男としか経験しないでおばさんになっても良いの」
「もうおばさんだもん」
甘えるような声をして目を逸らす。僕は理佳の頬を触って顔をまた正面に向けさせる。視線をたっぷりと合わせてから、
「姉ちゃんはきれいだよ。だから僕もその気になったんだから」
ゆっくりと頭を落として、唇に向かう。目は合わせたまま。歓迎されているような唇ではないが、理佳は微動だにせず唇がそのまま押し付けられた。遠慮がちに薄くキスを繰り返しから、強めに唇に吸い付いて反応を見る。嫌がる様子がないので、舌の先を唇に当てると、理佳も舌を出して絡ませてきた。
セックスに言葉は邪魔物だが、相手は理佳で色々聞いときたくなった。
「どんなキスが良いの。舌もっと絡ませても大丈夫?」
「うん…」
うっとりして見つめてくる理佳は女の顔をしていた。まだ恥じらいは隠せていないが、覚悟は決めたようだ。
「あん…あっうん…」
舌を深く侵入させて、口を上から被せるように口づけると、喉からこもった喘ぎ声が漏れる。理佳の口の中の僕の舌が理佳の舌と上唇で吸い上げられて、僕の唾液が理佳の口の中にどんどん流れ込んでいく。その度に理佳は喉を鳴らして飲み込み、呼吸が苦しくなって唇を離す。
パジャマのボタンを外していくと、理佳の白い肌と小さめだが、形の良いバストが顔を見せる。乳首を弄って、舌をつける。甘噛みしてから思いきり吸い付く。頭の上の方で大きめの喘ぎ声がこだました。
すべてが奮い立った。幼い鈴と及んだ行為のときとも違う犯罪的快楽。心臓は焦るように脈打ち、下半身の突起は倫理などお構い無しに漲っていた。まるで自分の性の象徴が言っているようだ。この世には父親も母親も、息子、娘、兄弟、姉妹、夫、妻何もない。いるのは男と女、その二つだけだと。
上を全部脱いで、ズボンを下ろして下着に手をかけると、理佳も理性を捨て去ってパジャマもぐっしょり染みを作ったショーツも放り去って、下半身に纏ったものを一緒にずり下ろす。姉弟が素っ裸になり、姉が弟のペニスを躊躇せずにフェラチオする様は異様な光景だったが、もう何も考えないようにした。今いる世界は全く別の世界だと。僕と理佳はたまたま異世界を見つけて迷い込んでしまったんだと。
僕はイク感覚を逃れるためにペニスを理佳の支配から取り戻して、理佳に後ろを向かせて膝立ちにさせる。染みや傷一つない真っ白な尻を剥いてアナルに舌を這わせる。理佳はびくっとして振り向こうとしたが、結局前を向いたままされるまま尻を突き出す。反応がぎこちないので、多分アナルを舐められるのに抵抗があるのだろう。だが理佳も分かっているのだ。言葉を発して現実に少しでも引き戻されたら、また姉と弟に戻って来た道を帰りたくなる。後戻りできないほど理佳は僕を欲し、僕も理佳を自分のものにしたいと強く願っていた。尻の間から前の穴にまで舌を及ばせると、理佳の尻の肉がぶるっと揺れて、ぽたぼたと透明な汁がシーツに落ちた。


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