「コテージ編」-12
二人を見ると、まだ源太が妻の体内にしつこく精液を流し込んでいた。
子宮内部に直接、大量の精液を流し込まれた妻にとって、それがどれほど忘れられない味になることだろうか・・。私は言いようのない不安を覚えていた。
音を立てないようにその場から立ち去ろうとした私の背後ではクチュクチュという舌を絡め合う音に混じって、「連絡先を教えろ」「あの・・、主人にはぜったいに・・」「ああ、分かった」という小声での短い会話が聞こえてきた。
私はそれでもまだ妻を信じていた。それはとにかくこの場を逃げ切るために、やむを得ず言った妻のセリフなんだ、と。
しばらくしてシャワーの音が聞こえた。そして源太に抱きかかえられるようにして妻が二階へと戻ってきた。
バスタオルだけを身体に巻いた状態である。私はこちら側のベッドに寝そべり、目を閉じて横になっていた。
隆から睡眠薬を渡されて飲んだのだ。私が起きていると妻が私のことを気にして声をあげないのではないかと。
だからこれを飲んで寝てくれと頼まれ、私はそれに従ったのだ。先ほど、私を脱衣所まで連れて行ってくれた隆の頼みを断ることはできなかった。
妻は私の姿を見ると「主人に何を・・?」と聞いてきた。隆は「睡眠薬を飲んでもらった」と答えていた。
それを聞いた妻がどう思ったのか分からないが、隆に肩を抱かれて寝室内を歩き、そして再びついたての向こう側へと消えていった。源太のほうは満足したのか、こちら側とあちら側の両方が見渡せる位置にいて、椅子に座ってビールを飲み始めた。
「隆、待たせたな。今度は思う存分、タップリと中に出してやれ。この身体に中出しの良さを覚えさせろ。こうなったらもう逃げられねぇ。この奥さん、次はいい感じでお前の中出しで声をあげると思うぞ」
「待ってましたっ!! この奥さん、マジで俺のタイプなんですよ。こいつの腹のなか、ドロッドロにしてやりますね!」
ついたての向こうではすでに肉棒をビンビンにして待っていた隆が、洗い終えたばかりの身体に再びオイルを垂らすと、急いで妻の身体に覆い被さっていった。
私は意識が徐々に薄れていくなかで、薄目で見ていた。隆も先ほどの浴室でのセックスを覗いていてよほど我慢の限界だったのか、前戯もなしに正常位でいきなり妻の身体を貫いていった。
「あううっ!!!」
妻の叫び声が聞こえたかと思うと、すぐに若者の荒々しいピストンが始まった。隆は妻が痛みを訴えるほどオッパイを強く鷲づかみ、キスをして唾液を強引に流し込む。
先ほどまでの妻であれば、そんな乱暴なセックスではあまり感じないはずだったが、源太の言うとおりだった。最初に隆と交わった時に比べ、妻の言葉が時折甘い感じになる。
しかし、妻が「お願い、もっと優しくして」と訴えても、隆は聞く耳を持たなかった。隆は妻のことを顔も身体もタイプだと言っていたから、夢中になって腰を振っている。
すると、隆は五分もたずに射精を宣言した。「奥さんっ!出すぞっ!!出すぞっ!!」と何度も叫ぶ隆に対し、「駄目よ、駄目っ!あなたのは量が多いからっ!お願いっ!!外にっ!!」と強く懇願する妻。
しかし、先ほどは源太の言いつけを守り、二度に渡って膣外射精をした隆が、今度は外に出すはずがなかった。源太の精液量も多かったが、まだ若い隆のそれは源太の比ではなかった。
それは先ほどの膣外射精で妻の身体の前後を大量に汚したことから、妻もあの量が自分のなかに出ようとしていることを恐れたはずである。
「そ、外に出してっ!!」と妻が叫んだ瞬間、ドビュドビュドビュッ!!!とマグマのような若いオスの精液が妻の体内にぶちまけられた。
「ああっ!? あひいっ!!! あ・・、ああぁぁ〜〜〜〜!!! だめっ!! だめよっ!!! 中はだめぇ〜〜〜〜!!!!」
そのあまりの多さに思わず逃げようとした妻の身体を隆がガッシリと抑えつける。若い肉棒はビクンビクンッと膣内で何度も跳ね上がり、先ほどようやく洗い終えたばかりの膣内を大量の精液で満たしていった。
シルエットなので妻の表情は伺えないが、妻の身体が少し震えているようにも見える。ハァハァと荒い呼吸をしている妻に対し、私は「友紀、まさかイッてないよな?」と、思わず問いかけてしまいそうになるのをグッと堪えた。
隆のほうは妻の豊乳の谷間に顔を埋め、中出しの余韻に浸っている。おそらくまだこの瞬間も尿道に残る残り汁をドクドクと放っているのだろう。
谷間から顔を上げた隆が「張りのあるいいオッパイだぜ・・」と言いながら握りしめ、乳首にしゃぶりつき、腰をグリグリと押しつけている。いかにも気持ち良さそうだった。
「なあ、奥さん。俺、この身体マジで気にいったよ。だからさ・・、連絡先教えろよ? いいだろ?」
「い、いや・・。そんなこと、ぜったいに・・。私には主人がいるんです・・。お願い、諦めて・・。今晩だけ・・」
私も隆も、先ほどのバスルームでは源太の誘いに乗った妻の言葉を聞いていた。
しかし、今はこうして隆の誘いを断ったのは、寝ているとはいえ私が横にいるからだろうか。それとも隆には満足しなかったせいだろうか。
少し離れたところでそれを聞いていた源太はニヤニヤしていた。